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狭山丘陵(六道山公園) [東京・神奈川(平野部)]

2018/02/17(土)

■第376回 : 狭山丘陵(六道山公園)


今週中盤の体調不良を前日まで引きずっていたこの日は、出掛ける予定にはしていませんでした。しかしゆっくり起きてみたら、すっかり復調している感じで、いきなり山には登れないにしても、ウォーキング程度なら大丈夫そうです(身体を動かすことで整ったりする症状なので、復調したら少しくらい歩くほうが良かったり)。

お昼前からの遅めの出発となったので、そんなに遠くには行けないことと、なるべくアップダウンの少ない体力的に楽なコースをということで、比較的近場にある狭山丘陵を行先に選んで、軽~く歩いてきました。

(往路)
古淵 11:38-12:00 八王子 12:09-12:19 立川
立川 12:36-12:59 橫田

(登山行程)
橫田バス停 13:05
六地蔵   13:25-13:30
御判立   13:40
六道山公園 14:10-14:20
三角点広場 14:35
箱根ヶ崎駅 15:00

(復路)
箱根ヶ崎 15:20-15:42 八王子 15:59-16:22 古淵


大きなマップで見る

立川駅から箱根ヶ崎駅行きのバスに乗って、橫田で下車します。少し離れた所に、米軍の橫田基地があります。
すぐに住宅街の細い道に入ると、右手側には狭山丘陵のこんもりとした丘が住宅の間に見え隠れしていました。
本日歩くのは、東京と埼玉にまたがる狭山丘陵のうち、東京都が「野山北・六道山公園」として整備している南西側のエリアです(当初は北西側のエリアも歩く予定だったのですが、ある失敗でそちらには行かないことに)。
「野山北・六道山公園」は、その広さゆえ多くの入口がありますが、今回はこの「八幡山口」から入ります。
標識に従って、住宅街の急坂を登ります。ここが、この日のコースの中で一番の急登だったかもしれません。
住宅街の外れまで登ると、車道の先に山道が続いていました。
ここが「野山北・六道山公園」の「八幡山口」で、コースの案内図が設置されていました。

公園内に入ると、住宅街のすぐ近くとは思えないくらい、静かな森が広がっていました。はじめは登り坂が続きますが、傾斜はいたって緩やかで、気持ち良く歩けます。
10分弱で「出会いの広場」に出ます。何本かの道が合わさるこの場所には、トイレも設置されていました。
次のポイント「六地蔵」へ向けて、緩やかな道をさらに進みます。
すると車道に出てしまいましたが、右手には山道のままで「六地蔵」に行けそうな道が近くに見えていました。
狭山丘陵の尾根上に出たところが「六地蔵」で、ここから先は東京・埼玉の都県境の尾根道を進みます。
尾根道といっても、アップダウンはほとんどなくて、平坦に近い道です。ただ、せっかくの穏やかな景色なのに、右手の埼玉県側に立入禁止のフェンスがずっと続いて、ちょっと景観を損なっているのが残念。
埼玉県側のフェンスには、時々こんな標識が。多摩湖・狭山湖の水源林なので、立入が制限されているらしい。

三叉路の「御判立」という地点に着きました。左折して続いていく尾根道から、直進する道が分岐しています。
分岐点という以外には特段の特徴がない地点ですが、地名の由来を記した解説板が立っていました。
当初はここから直進する道に入って、一旦公園内を抜け、狭山湖外周道路に向かう予定でした。このゲートの存在も予め分かっていて、中央の扉を開閉して先に進もうとしたら‥‥、なんと施錠が厳重で扉が開きません。
閂(かんぬき)になっている金属バーを動かそうとしても、鍵で扉に直接固定されていて動かせないのです。ここが通れないと、ただでさえショートコースなのに、さらに距離が2/3に縮まってしまうのですが、行けないものは仕方ないので、狭山湖外周道路への寄り道を諦めて、六道山公園に直行することにしました。
しかしこれが大失態で、実は通れたらしいと知ったのは、帰宅後にこのゲートの情報をウェブで再確認した時でした。元々ここは歩行者だけが通れるので、ゲートの中央部が大きく開くのではなく、左端の小さな扉が開くだけの構造だと分かり、通行止めの掲示がなかった以上、そこは恐らく普段通り開けられたと考えられるのです。
それにしても、扉の前に立って実際に触れたのに、それを見落としていたなんて‥‥。すぐ前に立ってもそれが分からないというのは、案内のほうも不親切だと思いますけれど、一番不甲斐ないのはやはり自分自身でした。

ということで、引き続き公園内の緩やかな尾根道を進みます。
右手の水源林側は相変わらず厳重にフェンスで囲われていますが、左側には公園内に張り巡らされた様々なコースへの分岐が頻繁に現れて、その多くは道標がきちんと行先を案内していました。
そんな中、「権現山」なる地点への分岐が出現します。この日は「山」と認定できそうな地点を全く通らない計画だったので、もし登れる山があればそれは登っておきたいと思いましたし(一応は「登山」のブログですから‥‥)、コースを短縮することになった分の穴埋めもいくらかできそうなので、寄ってみることにしました。

その道は送電線に沿って進んで、緩やかな下りを基調としつつ、送電線鉄塔があるたびに小さく登り返します。
気道の良い道ではあるものの、いくら進んでも、分岐点以降「権現山」への案内が全くないのが気になります。
3番目の送電線鉄塔が立つ小さなピークにも、特に地名の案内はありません。一体どこが権現山なのだろう?
3番目の送電線鉄塔を過ぎると、その先で道は大きく下っていきますし、いい加減住宅街にも近付いていて、すぐ近くに建物が目に入るようになっています。これ以上進んでも無駄っぽいので、引き返すことにしました。
帰宅後に公園の案内図を確認すると、3番目の送電線鉄塔が立つ小ピーク付近に「権現山」と書かれているものが見つかったので、そのあたりを権現山と呼んでいるようです。
ただ、「権現山」の位置が分かったところで、一般的に「山」と呼べるような地点ではなかったので、そういう意味で収穫がなかったことに変わりはありませんでした。それから、分岐点に「権現山」を行先とする道標を立てておきながら、その「権現山」がどこだか分からないというのは不親切ではないでしょうか。

先程の分岐点に戻って、尾根道の続きを進みます。
「猿久保」という地点には綺麗な水洗トイレがあったので、有り難く利用させて頂きました。
間もなく舗装道路に迎えられると、その先に見えてきたのが六道山公園でした。
六道山公園にはちょっとした広場があって、この反対側には‥‥
展望台が建っています。この日は、歩き始める前と歩き終えた後は比較的良く晴れていたのに、なぜか歩いている間はほぼ曇っていて、こんな空では展望には何も期待できそうになかったのですが、一応登ってみることに。
展望台棟に入ると、階段室の前に「関東の富士見100景」の標識がありました。

標高が205mあるらしい展望台の屋上に上がると、各方向にかなり詳しい展望図が設置されていてとても親切です。が、スカイツリーや都心のビル群が見えるらしい東側の眺めは、やはり予想通りの残念な感じでした。
南側に見える武蔵村山の市街地も、すぐ近くなのに霞んでいました。
しかしこんな空の下でも、西側を向いてみると、丹沢から奥多摩にかけての山並みが、うっすらとですが見えていました。全く期待していなかっただけに、いくらかでも展望が楽しめたのは嬉しかったです。
  ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
さすがに富士山とかは全く見えていませんでしたが、条件が良ければこんな見事な景色が堪能できるようです。
  ※下の写真は縮小版で、大きな写真は こちら です。
ところで、ここが「六道山公園」なので、この付近一帯が「六道山」という山として認知されているのを期待したのですが(であれば登頂した山の一座に加えられますし、この記録も堂々と「山行記録」だと言えます)、いくらネットを検索しても後ろに「公園」の付かない「六道山」単独の名称は使用例が全くといって良いほど見られず、「六道山」を山名として扱うのは少々無理があるようでした。残念です。

六道山公園からは、尾根道をさらに西へ進んで、「出会いの辻」へ。
「出会いの辻」で右に折れて、北に少し進むと、「高根山遊歩道」の入口があるので、ここを左に入ります。
なお、もしも「御判立」のゲートを通過できていたら、右の道で狭山湖外周道路からここに出てくる筈でした。
ほどなく「三角点広場」に到着、通過タイムのチェックポイントとしては、ここが最後の地点になります。
三角点はひときわ標石が大きな一等三角点で、標高194mはこの日のコースの中での最高点でもあります。
三角点についての解説板も設置されていました。

「三角点広場」からは、「お伊勢山遊歩道」に入って、ゴールの箱根ヶ崎駅を目指します。
「お伊勢山遊歩道」は、先程までの尾根道よりも、より自然な雰囲気の山道が続いて、気持ちの良い道でした。
広場を出ると間もなく大きなアップダウンがあって、体力的にもがっつり山を歩いている気分にさせられます。
この区間は、かつての「大多摩ウォーキング・トレイル」の“Hコース”だったのですね。奥多摩エリアの各地で時折見る標識ですが、整備されたのは相当に昔のことらしく、ネットを検索しても、今もこの名称が併用されている鳩ノ巣渓谷の情報ばかりが出てきて、当時のトレイルの全貌は分からなくなってしまっているようです。
前方に市街地が見えてきて、気持ちの良い道も終わりが近付きました。
市街地のすぐそばまで山道が続いていたので、最後の車道区間は、あまり長い距離を歩かずにすみました。
ゴールの箱根ヶ崎駅に到着です。途中の失敗で距離が短くなったこともあって、休憩時間を入れても2時間に満たないという、滅多にないほどのショートハイクとなりました。

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滝山丘陵 [東京・神奈川(平野部)]

2018/01/27(土)

■第374回 : 滝山丘陵


2日前から強烈な寒波に見舞われて、その中でも朝は一段と厳しく冷え込んだこの日、元々出掛ける予定はありませんでした。でも意外なほど穏やかに晴れていて、時間とともに気温もグングンと上がり、9時頃になると、もう屋外でも快適に過ごせそうな日和になっていたので、それから慌ただしく支度を始めて出掛けてきました。

遅い時間の出発につき、行先は近場の低い所に限られます。でもどうせ行くのなら、月曜日に降った大雪が、あまり踏まれずに残っている道を歩きたいと、人が入ってなさそうな場所から選んだのがこの滝山丘陵でした。
さすがに降雪から5日が経ち、トレースはしっかり付いていたものの、雪はまだ踏み固められていません。標高が低いので積雪は少なめでしたが、短時間で手軽に雪の感触を楽しめて、割と良い選択だったと思っています。

(往路)
古淵 11:44-11:55 橋本 12:03-12:14 八王子
八王子 12:18-12:30 拝島 12:55-13:08 滝

(登山行程)
滝バス停      13:15
金毘羅社      13:35
滝山城跡      13:40-13:50
左入橋交差点    14:40
小宮公園      15:15
八王子郵便局バス停 15:25

(復路)
八王子郵便局 15:27-15:37 八王子 15:59-16:22 古淵


大きなマップで見る

今回訪れた滝山丘陵は八王子市の北部にあって、西側は市街地、東側は多摩川がそれぞれ間近に迫り、接している市街地との標高差がわずか50~60mという小さな丘です。だから、拝島駅から乗ったバスも単なる市街地路線で、幹線道路を10分ほど走るうちに、北側からの登り口に一番近い「滝」というバス停に着いてしまいました。
5日前の雪が残る細い道に入ります。この辺は生活道路なので、車の轍の部分はあらかた雪が消えていました。
滝山城跡への分岐点まで来ると、家並みが続く左への道が除雪されていたのに対して、城跡に向かう正面の登り坂には雪が残っていました。そこに付けられていた足跡の数も、期待通りさほど多くはないようです。

上の写真の奥にあるカーブを曲がった所が、都立滝山公園の北側の入口でした。
丘陵への本格的な登りが始まりました。樹木の下は積雪が少なかったようで、所々で石畳が露出しています。
右に石段が分かれると、公園の関係者らしい方が除雪作業中で、手前には積雪のため通行禁止との掲示がありましたが、除雪が進んだためか(その方より上は雪がなくなっているのが分かります)、通して下さいました。

なにしろ大して高い丘ではないですから、石段を登り終えたら、もうそこが滝山丘陵のほぼてっぺん。車道を離れて登り始めてから、ほんの5分ほどしか経っていません。
丘陵上は戦国時代の滝山城跡で、現在は金毘羅社が建つ本丸跡のこのあたりが、一番高い地点となるようです(地形図の等高線は160m圏となっていますが、ウェブの地理院地図ではこの付近で標高170mと表示される)。
北側に展望が開けていて、多摩川の広い河原や拝島などの市街地が見えていました。そのさらに左側には‥‥。
多峯主山や関八州見晴台といった、奥武蔵の山並みが見えていたようです。

積雪は市街地と変わらない10~20cm程度でしたが、付けられていた足跡は少なくて、その足跡を外せば、ほぼ新雪を踏む感覚が味わえて楽しめました。そんな中で滝山丘陵を南下していくと、すぐに別の建物が現れました。
金毘羅社のすぐ隣に建っていたのは霞神社で、このあたりまでが本丸跡のようです。
霞神社から短い石段を下ります。随所に見られたこのような高低差も、自然地形ではなく城跡の遺構らしい。
霞神社の石段前はちょっとした広場になっていました。
滝山城跡の石碑がふたつありました。このあたりでは雪に隠されて本来の進路が分からず、勘を頼ってこの石碑の奥に強引に進んでみたら、左手にちゃんとした道があったことが後になって分かったりしています。

ちゃんとした道に合流すると、その先に橋が架かっていました。橋の下は人工的な堀切だったようです。
橋を渡ると、その先には広々とした中の丸跡の広場になっています。
中の丸跡には大きな建物が建っていましたが‥‥。
それは、かつて国民宿舎だった「滝山荘」(既に閉館)の建物を改装したもので、城跡とは無関係の模様。
中の丸跡にはトイレもあります。男女別トイレは凍結のため使用禁止で、「だれでもトイレ」が利用可でした。

滝山丘陵をさらに南下すると、中の丸跡から先は車道になります。車両は関係者のものしか通行できないようで、普段なら全く目立たないのでしょうが、降雪後だけに車がほんの数回通っただけでもダメージは甚大でした。
その先にあった陽当たりの良い場所では、ほとんど雪が消えていたりもしました。
せっかく雪が復活しても、車の轍が至極残念な感じです。轍の部分は凍結に近かったので、避けて歩きました。
そんな道も、滝山二丁目バス停への分岐点まででした。車の轍は、全てバス停へ下る道に向かっていたのです。

ということで、分岐点を過ぎると、ようやく待望の雪道になりました。すでに丘陵上のハイキングコースを半分がた進んでしまってからのことだったので、もっと早くこうなっていたらより良かったのだけれど‥‥。
期待した通り先行者の足跡は少なくて、踏み固められていない柔らかな雪の感触が残り、新雪を踏むのに近い感覚が味わえました。凍結も急坂もないので、念のために持ってきたチェーンスパイクも使わずに済んでいます。
先程も書きましたが、なにしろ標高が下の市街地と大差ないため、積雪量も市街地並みで、この点は期待していた程ではありません。でもその分、シューズが雪に埋まることがなく、スパッツも付けないままで歩けました。

滝山丘陵の南端まで来たら、楽しかった雪道もここまでです。この先、道標が「小宮駅」を示す左折方向にある階段は、段に雪が残って滑りやすそうだったのですが、私の行先は小宮駅ではなく八王子駅方面。そこで‥‥。
反対の右折方向を見ると、ヤプっぽい道があり、雪上に足跡が残されているので、積雪後も歩く人がいた様子。
足跡を追ってその道を進んでみたら、すぐに車道に出て、その先に真新しい建物が現れました。
その建物は、まだいかなる地図にも載っていませんが、調べたところ、この下にある北原リハビリテーション病院の新棟だと分かりました。まるでホテルのような外観の建物前を通って、下り坂の車道に入ります。

少しだけ下って、北原リハビリテーション病院の旧棟(になるのかな?)前まで来ると、前方の景色が大きく開けました。そこからは、富士山のほか、丹沢や高尾方面の山々が見渡せて、この日一番の展望になっています。
  ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
さらに右の方を向くと、奥多摩の山々も眺められました。
  ※下の写真にマウスを乗せると山名ガイドを表示します。
坂を下って市街地に入り、国道16号線に出たところが左入橋交差点です。ここまで来れば、本数は少ないものの八王子駅へのバスを捕まえることもできますが、まだ1時間半も歩いていないので、もう少し先へ進みます。
国道16号線を少し進んだ後、中央道八王子ICの手前から細い道に入って上っていくと、中央道の上を跨ぎます。

さらに坂を登ったところに、小宮公園の入口がありました。ここからは、公園内を軽く散策していきます。
まずは公園の外周に沿った道を、少しだけ東に進みます。最初の木道部分は、すっかり除雪されていました。
木道の先は雪道に変わります。この付近の左側は公園内の一番高い場所で、園内の案内図には「ひよどり山」との記載も見られますが、ほぼ平坦で山頂っぽい地点が存在しませんし、それらしい標識類もなかったようです。
別の公園入口の前から「ほおじろの小道」に入ります。下るにつれて雪が増えて、木道上も雪道になりました。
公園の中心部まで下ったところを右に折れて、「ひよどり沢」のデッキまで来ました。この近くでは、散策している人のほか、野鳥を観察している人の姿も見掛けていて、小宮公園は野鳥観察に適した場所のようですね。
ここは公園内でも一番奥まったエリアで、あまり日が当たらないためか雪が多く残っていました。
ここで右に分かれる「ひよどりの小道」は、今回歩いた公園内の道で、一番山道っぽい雰囲気がありました。
このあたりなどは、まさに登山道に近い趣が感じられました。ほんの短い区間ではありましたが‥‥。
坂を登り切って陽当たりの良い高台に出てからは、雪が少なくなりました。公園内の道もあと少しです。
公園のサービスセンターには、動植物の展示などを行う「雑木林ホール」が併設されているようです。
サービスセンターのすぐ先にあった正面入口を出て、小宮公園を後にします。

あとは最寄りのバス停を目指すだけ。細い路地から階段道に入って、八王子駅の方向に下って行きます。
「ひよどり山トンネル南」という交差点でバス道路に出ました。奥に見えているのが、ついさっきまで歩いていた小宮公園の真下を貫く「ひよどり山トンネル」です。
最後は八王子郵便局バス停で、八王子駅に向かうバスを捕まえます。駅までは約1kmほどの距離なので、歩いても大して時間はかかりませんが、この先はもう繁華街で情緒も何もないですし、交通量が多くて空気も悪いので、バスを使うことにしました。数分おきに頻繁に走っているバスなので、待ち時間はほとんどなかったです。

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多摩よこやまの道・尾根緑道・絹の道・(大塚山) [東京・神奈川(平野部)]

2015/02/14(土)

■第301回 : 多摩よこやまの道・尾根緑道・絹の道


今回歩いてきたのは、多摩丘陵の尾根道を「多摩よこやまの道」「尾根緑道」「絹の道」という3本の道を通して歩いて、東から西へ縦走(?)するコースです。
万葉集にも詠まれた「多摩よこやまの道」から、明治時代に繁栄した「絹の道」までを、さらに近代(戦時中)に軍事用に建設された過去を持つ「尾根緑道」を挟んで歩くという、時代を横断するコースにもなっています。
市街地の中を縫うように進みながらも、意外にも緑が多く残されていることが分かったり、尾根道であることから山岳展望まで得られたりと、歴史を少し味わえた以外でも、思いのほか楽しんで歩くことができました。

(往路)
長久保 06:45-07:01 町田 07:08-07:15 新百合ヶ丘
新百合ヶ丘 07:22-07:29 はるひ野

(登山行程)
はるひ野駅       07:40
多摩よこやまの道・東端 07:50
諏訪ヶ岳        08:05
多摩丘陵パノラマの丘  08:15-08:20
一本杉公園       08:55-09:05
もものき広場      09:45
多摩よこやまの道・西端 10:25
尾根緑道        10:45-10:50  (小山長池トンネル付近)
絹の道分岐点      11:25
大塚山公園(道了堂跡)  12:05-12:15
八王子みなみ野駅    12:45

(復路)
八王子みなみ野 12:55-13:01 橋本 13:04-13:14 古淵


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小田急多摩線のはるひ野駅が、今回の下車駅です。
流線型の駅舎は、これから歩く多摩丘陵をイメージしてデザインされたもので、屋上には風力発電の風車が並び、屋根にも太陽光発電のパネルが設置されているなど、自然エネルギーを活用する設計になっているようです。
なお、多摩よこやまの道に近いのは反対側の北口で、当然そちらの改札口から出たのですが、北口に駅前と呼べるような景色が何もなかったので、駅の写真を撮るには跨線橋で南口に渡ってこなければなりませんでした。
すぐに、京王線の線路の下をくぐります。この日、朝の冷え込みはなかなか厳しかったのですが、この先に緩やかな登り坂がしばらく続いていて、おかげでいい具合に身体が温まりました。
10分ほどで、多摩よこやまの道の東端に到着です。駅からここまでの間は、特に道案内はありませんでした。

良く整備された、広くて歩きやすい道が続いていきます。寒い時期で、しかも早い時間のスタートだったためか、多摩よこやまの道を歩いている間は、数えるほどの人しか見掛けませんでした。
多摩よこやまの道は、低いながらも尾根道ですから、樹木が途切れたところからは遠くの山並みを望むことができます。この日は空気が澄んでいて、その上に頭だけを出していた富士山も、きれいに見えていました。
ほぼずっと、「尾根幹線道路」に沿って進んでいきます。比較的交通量の多い道路ですが、このようにすぐ隣を通っている区間を除けば、静かな雰囲気の中を歩くことができました。
木段が整備されていたり、たいしたコブでもないのに巻き道まであったりして、景色は登山道さながらでした。

144m三角点のある場所は、ちょっとした広場になっていました。
三角点標石の後ろには、「諏訪ヶ岳」と書かれた私製の標柱が立てられていました。
ごく小さなコブですがピークには違いないので、一丁前に山名まで付られていたのです。これで一応は山に登ったことになりますから、この記録を「山行記録」としても嘘にはならないのかな。
諏訪ヶ岳の先には、すっかり山道を歩いているような気分になれる箇所もありました。

諏訪ヶ岳の少し先にも、同じくらいの高さのピークがあります。
「多摩丘陵パノラマの丘」と名付けられたその場所に登ると、一気に展望が開けて爽快な眺めを楽しめました。
「多摩丘陵パノラマの丘」では西側に大展望が広がっていて、丹沢・奥多摩・秩父の山々を一堂に見渡せます。
下の写真は山名ガイドを入れた縮小版なのですが、あまりに広い範囲を1枚に縮小してしまったため、山々の区別が付けづらくなってしまいました。大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
丹沢の稜線上には、富士山が相変わらずスッキリと見えていました。富士山の左隣は丹沢最高峰の蛭ヶ岳です。

両脇はすぐ近くまで市街地や道路が迫ってきて、尾根上には狭い幅で緑地が残されているだけですが、そこをうまく縫うようにして道が付けられていました。
とはいえ、道路に出てしまうことも多くて、中にはこうして完全に幹線道路上を歩くような箇所も。
再び山道に入ると、もちろん雰囲気は良くなるのですが、結構アップダウンが多く、あまり楽には歩けません。
かと思えば、すぐ先でまた車道歩きに戻ったりして、状況がめまぐるしく変わります。

一本杉公園の入口まで来ました。
この門は開放時間が朝8時からとなっていたので、あまり早く来てしまうと中を通れないようです。
公園の中心には池を配した大きな広場があって、市街地の中にありながら落ち着いた空間になっていました。
まだ朝の9時ということで、ここでもほとんど人を見ていません。
こんな時期なので少し寒々しい景色ですが、池の前は芝生広場なので、暖かくなれば緑で埋まるのでしょう。
公園内には、文化財としてここに移築され、保存・展示公開されている古民家が2軒あります。
今回はそのうち、旧有山家住宅を見てみました。18世紀初め頃の建築とみられ、小規模で質素な構造をしていることから、標準的な農家の住宅ではないかと推測されています。
台所は土間となっていて、かまども見られました。
囲炉裏のある座敷には竹の簀子(すのこ)が敷かれ、奥に接客主体の畳敷きの部屋があります。
広場から一段下がった所にキウイフルーツの屋根でできたテラスがあったので、ここで少し休んでいきましたが、石でできた椅子がキンキンに冷えていて、あまり長くは座っていられませんでした。

その後は次第に、道路を歩く区間が増えていきます。
ほとんどの場所では車道と歩道が分かれていて、車に注意が必要なのは道路を横断する時だけでしたが‥‥
遊歩道に入っても、自然が感じられる場所は少なくなり、コンクリートで固められた路面が多くなります。
多摩よこやまの道を東から西へ進むと、前半はあちこちに見所がある感じでしたが、後半になるに従って、淡々とただ歩くだけの区間が長くなっていくような印象でした。

久しぶりに広場に出た時、斜面に雪が残っていたのが意外でした。
案内図やガイドブックでは全く触れられていない場所ですが、ここは「もものき広場」というようです。
今年はまだ雪のある山には出掛けていなかったので、ほんの20~30mの間ですが、雪の感触を楽しみました。

その後は、小田急線の車両基地のすぐ横を通ります。車両基地の先には、多摩線の終点・唐木田駅があります。
遊歩道区間に入ると、ほぼ例外なく坂道が登場するのでした。
手前の写真の坂を登り切った所で、「展望ポイント」への分岐道が案内されていたので、寄り道してみます。
てっきり右手の丘の上にでも登るかと思いきや、その道は期待を裏切って中途半端な場所で終わっていました。
そこからの景色がこれ(見える方角はこの範囲だけ)。さっき見てきた車両基地の先に、唐木田駅付近の町並みが眺められる程度で、わざわざ「展望ポイント」と名付けるほどの場所なのか、大いに疑問でした。

元のコースに戻ると、遊歩道区間にしては珍しく、平坦な道が続く一帯が現れました。
車道と並走している区間なのがナンですが、穏やかな景色が目の前に広がって、ここは気分良く歩けています。
その先で、(たぶん)初めて歩道のない道路上を歩くことになったと思ったら、これまでずっと道標完備だったのに、この三叉路だけは何故か道案内がありません。ここでは地図で進路を確認して右折しました。
多摩よこやまの道も終盤になり、久々に尾根上に緑地が復活したら、あとは終点までずっと土の道が続きます。
でも、右を向けばこんな景色でした。見えているのは大型ショッピングモール「ぐりーんうぉーく多摩」です。

次に広場に出たところが、多摩よこやまの道の西端でした。
朝からずっと近くに見ていた「尾根幹線道路」に出ます。ここまで10km以上を歩いてきましたが、この日の行程はやっと半分を過ぎたところで、多摩よこやまの道を歩き終えても、まだまだ先が長いのでした。
西端にある案内図には、このあと長池公園を経て南大沢駅や京王堀之内駅へ向かうコースが書かれていましたが、このあとさらに尾根緑道を歩く計画なので、しばらくは「尾根幹線道路」を進みます。
1kmほど尾根幹線道路を歩いて、小山長池トンネルの前まで来れば、長い車道歩きも終わりです。
小山長池トンネルの入口前から分岐する道で、トンネルの上を通る尾根緑道に上がります。

尾根緑道に上がりました。朝の冷え込みが厳しかったこの日も、11時近くなると過ごしやすくなってきたので、ずっと着たままだったジャケットを、ここでようやく脱いでいます。
尾根緑道はほぼ平坦な道が続いていて、老若男女誰でも気軽に歩ける散策コースとして人気があるようでした。
写真はどれも、写り込む人が少なくなる瞬間を待って撮っていますが、実際には多くの人たちが思い思いに歩いたり走ったりしていて、そして、それでも窮屈に感じないだけの道幅があります。
道幅が広くてゆったりした気分で歩けるのは、戦時中に戦車の走行テストのために建設された道だかららしい。
中央の広い道は舗装されていますが、端のほうには土の道もあります。柔らかな道を歩く方が身体に優しいはずなので、私は土の道を選びましたが、ほとんどの人が舗装された硬い道ばかりを歩いていたのが不思議でした。

名前の通り、尾根緑道も多摩よこやまの道と同様に尾根道なので、遮る物がなければ見晴らしが良くなります。
「東展望広場」は、そんな場所のひとつでした。
丹沢の山並みを一望です(左のほうに大山が、中央より右には塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳などが並んでいます)。
すぐ近くには京王線の多摩境駅が見えていて、この写真でも右下のほうに少し写っています。
その後もずっと似たような景色が続きますが、本当に平坦で坂らしい坂が全くなく、歩きやすいです。
しかも、このあたりでは土の道にウッドチップが敷かれていて、フカフカの感触でした。
ここで尾根緑道は左折して、もう少し先まで続いていくのですが、今回は直進して「絹の道」に入ります。

「絹の道」は幕末の横浜開港以来、生糸を運搬するために八王子と横浜を結んでいた交易路です。
このあたりは、それまで歩いていた尾根緑道と同じく歩行者専用道路となっていて、のんびりと歩くことができます。周囲に広がっていた新興住宅地も、閑静な環境で街並みも美しく、住み心地がとても良さそうでした。
しばらく進むと車道に出ました。「絹の道」はまだまだ続いていて、ここから先は車道を歩くことになります。
さらに進んで、道が登り坂に変わると、「絹の道資料館」の前を通って行きます。
車道とはここでお別れして、道標に従って細くなった道に入り、さらに登っていきます。
分岐点には古い石塔群が立っていました。中央が秋葉大権現の石塔で、左右が庚申塔と供養塔です。
はじめ舗装されていた細い道は、人家が途絶えると往時の「絹の道」の姿をとどめた道に変わります。
このあたりは、文化庁によって「歴史の道百選」に選定されているらしい。

最後に石段を登れば、現在は大塚山公園として整備されている道了堂跡に到着となります。
道了堂跡の広場は、鬱蒼とした木々が茂る中でひっそりとしていました。
前の写真の石燈籠や、お地蔵様などは、往時の物が残されているようです。
肝心の道了堂は、さまざまな曲折を経て解体撤去され、基礎部分だけを残している状態でした。
三角点は、道了堂跡の奥の一番高い場所にありました。
ここが大塚山公園である以上、山としての名前は大塚山に違いなかろうと思われるので(個人のウェブにはそう表現したものも多く見受けられます)、この記録でもここを大塚山の山頂とすることにしました。
三角点のある大塚山の山頂から、道了堂跡の全景を振り返りました。

大塚山公園を後にしたら、あとは下るだけです。
下り始めは長い階段が続く急斜面となっていて、階段の前に立つと景色が開けました。
見えていたのは、奥多摩などの山々や八王子市街の展望です。
下の写真は山名ガイドを入れた縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
階段を下ったら、片倉駅へ向かうのが一般的で、「絹の道」の続きも概ねその方向らしいのですが、今回は八王子バイパスの上を渡って八王子みなみ野駅を目指します。
住宅地を抜けて片側2車線の道路に出たところに、「片倉高校前」バス停があります。ここから八王子・八王子みなみ野・橋本・北野の各駅へ、いずれも頻繁にバスが出ているのですが、もう少しなので歩いてしまいます。
20km以上の距離を歩いたのは久しぶりで、しかも今回は舗装路などの硬い路面が大半を占めていたからか、最後のほうは歩くのが結構辛くなっていましたが、どうにか八王子みなみ野駅まで歩き通しました。

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