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花貫渓谷・土岳 [茨城]

2015/11/22(日)

■第314回 : 花貫渓谷・土岳(599m)


そういえば今年は、まだ紅葉らしい紅葉を見ていませんでした。
この日に紅葉狩りができそうな行先をと考えたとき、関東地方の大半が曇りと出ていた天気予報の中で、北関東だけは日差しが期待できそうだったので、茨城県の北部にある花貫渓谷まで遠出をしてきました。

もちろんそれだけが目的ではなく、その足で近くにある3つの山々を巡って、紅葉狩りと山歩きの両方をしっかり堪能する、という計画です。ところが2つめに登ろうとした山でハプニングが発生。登山道がとても歩ける状況ではないために、登るのを途中で断念せざるを得ず、その先の計画も破棄することになってしまいます。
結果的に、低山1つを軽く登り下りしただけで終わって、やや消化不良気味の山歩きとなってしまいました。

(往路)
古淵 05:15-05:49 東神奈川 05:50-06:15 品川
品川 06:44-08:44 高萩 09:00-09:20 花貫駐車場

(登山行程)
花貫駐車場  09:20
小滝沢登山口 09:55
土岳     10:40-10:50
中戸川登山口 11:20
花貫駐車場  12:10

(復路)
花貫駐車場 12:30-12:50 高萩 13:01-13:42 勝田
勝田 13:47-15:23 品川 15:27-15:50 東神奈川
東神奈川 15:51-16:24 古淵


大きなマップで見る

JR常磐線の朝1番の特急に乗って、高萩駅まで来ました。茨城県内の山行では、今回が最北地点となります。
花貫渓谷への路線バスはありません(平日運行の路線はあるものの、通勤通学ダイヤで観光利用には適さず)。
ただし先週・今週の土日祝(計5日間)に限って、シャトルバスの運行があるので、それを利用しました。
9時発の便は乗客が6名だけとガラガラで、なんだか寂れた観光地にでも行くような雰囲気。でも乗客が少なかったのは時間がまだ早かったからで、混み始める前に来ておいて良かったと、のちに実感することになります。
花貫駐車場までは渋滞もなくスムーズに走れて、ダイヤ通りに到着しました。
駐車場はすでに満車になっていますが、駐車場への脇道に入ってから空車待ちの列が少しできていた程度です。
ところが帰る頃になると、国道にはみ出した空車待ちの列が国道上を延々と塞いで大渋滞を引き起こし、シャトルバスも身動きが取れない状況になっていたので、早起きして朝1番の特急で来たのは大正解だったのでした。
駐車場には多数の露店も出ていて、早くも散策を終えたらしい人たちなどで結構賑わっていました。

花貫駐車場の奥で不動滝への案内を発見、見ると「この先30m」となっています。事前の調査不足で全くの予定外だったのですが、すぐに帰って来られそうな距離なので、寄ってみることにしました。
すぐに花貫川の川辺に下りると、道が分岐していました。どうやら不動滝と乙女滝の2つがあるようです。
まず先に乙女滝へ。落差はせいぜい数メートルと小さくて、割と平凡な印象でした。
不動滝は少し離れて見る形となり、落差が小さい上に斜めに滑り下りる感じで今ひとつ迫力不足。紅葉とセットで見られるという訳でもなく、物足りない印象にとどまったので、写真だけ撮ったらまた駐車場に戻りました。

寄り道を終えたら、案内図で「紅葉並木」と書かれているエリアに向けて、車道を歩き始めます。
吊り橋がある分岐点まで来ました。ここから先の遊歩道は周回できるようになっていて、観光客はぐるっと1周するのが普通なのでしょうが、私は途中から山に入るため歩くのは片道だけで、こちらの道には入りません。
ということで、吊り橋だけ途中まで渡ってみましたが、橋の左右からせり出す紅葉で錦の彩りに染まるのを期待していたところ、この通り落葉が進んでいて、なんともパッとしない見栄えでした。今年は紅葉の進行が早いと聞いていましたが、ここでもとっくに見頃は過ぎてしまっていたようです。
橋から上流側を見ると小さな滝がありました。橋の名前が「汐見滝吊り橋」なので、これが汐見滝なのでしょう。小振りで印象は今ひとつですが、紅葉がもっと鮮やかであれば、もう少しサマになったのかもしれません。

吊り橋と分かれて、車道をさらに進みます。左手に寄り添う花貫川は、吊り橋より上流でもやはり紅葉は見頃を過ぎていましたが、川辺の佇まいがとても綺麗で、紅葉の具合とは関係なく景色を楽しむことができました。
それでも奥のほうには、まだまだ紅葉が楽しめる場所が残っていました。
落葉が進んでいた右岸と、まだ彩りの残る左岸とが対照的です。日照の違いによるものでしょうか。
このあたりから先では、しばらくこんな景色が続きました。
道路上に積もった落ち葉の様子からしても、最盛期と比べれは紅葉の密度はかなり落ちていたのでしょうが、この時間は日差しがなかったので、このくらいの淡い色合いがちょうど程よい感じだったのかもしれません。
このモミジが一番鮮やかだったでしょうか。

渓谷遊歩道の一番奥に、土岳への登山口がありました。
頂上までの標高差は400m足らずですが、登り始めるとすぐに、階段状の道が続く区間が現れます。段差が大きな箇所もたびたびで、早々に息が上がってしまい、低い山だからと油断はできないのでした。それにしても、渓谷から離れた途端、時折晴れ間が現れるようになるとは。渓谷にいる間に、紅葉を日差しの下で見たかった‥‥。
階段状の道が終わっても、その先には岩が露出した斜面が続いていました。急斜面というほどではないけれど、こうなると直線状に登るしかなくて、引き続きグングンと高度を上げていく苦しい道のりです。
時々手を添えれば登れる程度の岩場で、下りでも問題はなさそうですが、頂上の手前までずっとこんな道でした。

途中に現れた「大黒岩」。名前の由来とかは分かりませんでしたが‥‥。
苦しい登りが続きますが、中には紅葉が楽しめる箇所もありました。
岩の斜面をようやく登り切ると、降り積もった落ち葉を踏みしめながら歩ける、気持ちの良い道になりました。
そして、穏やかな尾根道を歩くようになると、頂上はもう間近。
さすがに標高を上げると木立の落葉が進んで、木漏れ日が注ぐ明るい冬枯れの道に変わりました。

土岳の頂上に到着しました。頂上部は、ほぼ平坦な地形がかなりの面積で広がっていて、周囲の樹木も東側を除けば疎らで見通しが良く、とても開放的な雰囲気です。
ゆったりとした雰囲気の頂上で、このとき居合わせたのはほんの数人だけ。たくさんあった休憩用のベンチも多くは人待ち顔で、のんびりとした気分で落ち着いて過ごせました。また、時折吹く風は少し冷たかったですが、頂上にいる間は薄日が差していて、何も羽織らなくても寒くなかったです。
三角点は、きっちり最高点と思われる場所に埋まっていました。
立派な展望図も設置されていました。この展望図の広角ぶりから察するに、晴れ渡った日に展望台の上に立てば、きっと大パノラマが楽しめるのでしょう(展望図には日光連山や富士山の名前も)。
とはいえ薄曇りが続いたこの日、展望台に登ったところで、見渡せるのは近い範囲にとどまっていましたし、滅多に来ないエリアなので、どの方向を見てもほとんど馴染みのない景色となります。でもそんな中で、南側に1年前に縦走したばかりの羽黒山・神峰山・高鈴山が見えていたのが、懐かしく感じられました。
  ※下の写真にマウスを乗せると、山名を示します。
こちらは、西側を中心とした180度近い展望の様子です。茨城県の北部は低い山々が高原状に連なっているのですが、さらに遠くにある山々が見えていなかったことで、そのことが良く分かる眺めになっていました。
  ※下の写真は山名ガイドを入れた縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。

土岳の頂上を後にして、なだらかに広がる頂上部を振り返りました。
下りは、カミナリ用の避難棟の前から、道標に従って中戸川登山口に向かいます。
花貫渓谷からの登りでは、多くの人たちとすれ違っていたのに、こちらの道に入った途端に誰とも会わなくなって、このあとはもう花貫駐車場に戻るまで、ほかの登山者を見ることはありませんでした。
すぐ下にあるキャンプ場までは、良く整備された道です。木段の連続で、下るのは煩わしかったのですが。

けやき平キャンプ場に出ました。ここには車で来ることもできて、その場合は10分少々で頂上に立てることになりますが、そんな短い時間では(しかもあの木段を登るだけでは)、登山の楽しみを感じる間もないでしょうね。
かなり広いテントサイトがあり、この日は分かりませんでしたが、太平洋を望むことができるようです。
中戸川登山口への下り口は、キャンプ場の端にありました。

登山道は細くて心許ない様子で始まり、誰にも会わなくなっていることもあって若干不安も覚える歩き出しです。
その後、道は明瞭になり、間違いやすそうな箇所では道標による案内もあって、問題なく足を進めることができました。ただ、かなり深い森の中を、ほかに誰もいないだろうと確信しつつ歩くのは、少々心細かったです。
急な登りが連続した花貫渓谷からの道と対照的に、こちらは緩やかな傾斜ばかりが続きます。
平坦に近くて、そこが坂道であることを意識せずに歩けるような区間も多く、ウネウネと曲がりながら進むうちに方向感覚を失ってしまったこともあり、森の中を「逍遙する」という表現がピッタリくる感じでした。
 (もっとも杉の植林が大半で、森自体が持つ雰囲気はそこまで気持ちの良いものではありませんでしたが)
快適に歩けるので飛ばしていたら、20分ほどで中戸川登山口に着いてしまいました。
車道に下りた地点から、歩いてきた道を振り返っています。

中戸川集落ののどかな景色を見ながら、しばらく車道を進みます。
縮小写真では分かりにくいのですが、民家の庭先で何本もの柿の木がたわわに実を付けているさまが見事でした。
とはいえ小さな集落のこと、すぐにそこを抜けてしまうと、沿道に何もない道が続くのが、少々退屈でした。
花貫駐車場のほど近くまで戻ってきて、国道に出た時に飛び込んできた景色には、少し驚かされました。
駐車場への脇道から延びてきた空車待ちの車列が国道上へと続いて、かなり先まで片側車線を完全に占拠している状況。花貫渓谷がお目当ての車はともかく、別の目的地へ行くのに巻き込まれただけの車には大迷惑でしょう。
  ※分かりにくいので、下の写真にマウスを乗せると、渋滞部分を明示します。
でもこの時点では、冒頭に書いた通り、このあとさらに2つの山々巡る計画でした。そしてその後は、全然違う方向の登山口に下る予定だったので、この渋滞は全くの他人事だと思っていたのです。

そう、実は1つ前の写真を撮った地点で右を向けば、目の前にこの登山口があるのでした。
ここから、まず都室山に登り、さらに稜線伝いに横根山を踏んだ後で、沢尻湿原を経て福平へと下る計画です。
ところがこの登山道、何故だかろくすっぽ歩かれていない様子なのでした。道には草が生え放題で、木の枝や石などの散乱も多くて歩きにくく、荒廃しかかっている、と言える状況です。
すぐに藪っぽくなり、トゲのある植物が多いために、草を掻き分けて進むのもひと苦労。しかも、少なくともこの日はまだ誰も歩いていないらしく、クモの巣にも引っかかりまくるので、非常に不快です。
倒木もそのままで、ここなどはザックを背負ったままでは通り抜けられませんでした。
進むうちに急速に藪が深まって、道の所在が分からないほどになるのに、そう時間はかかりませんでした。
まだ登り始めて数分しか経っていませんが、あまりの煩わしさでとっくに辟易していたこともあり、無理して道を探してまで進む気になど到底ならず、ほとんど躊躇うこともなく撤退を決めています。
実は最後に登る横根山は、イワウチワの群落が楽しめる花貫さくら公園からの登山道で滑落事故が多発したため、そのコースが通行禁止となっていて、それ故に、横根山からは反対側の福平に下る計画を立てて来たのです。
ただ、元々イワウチワの群落をお目当てに、その花期にそのコースを登る人しかいないような山だったから、そこが通れなくなった今、ほとんど登る人がいなくなったのかもしれません。横根山とセットで登られることが大半だった都室山にも、同様に人が入らなくなって、それで登山道が荒れてしまったものと想像しています。

それはさておき、登山口まで逃げるように戻りながら、この先どうするかを考えました。
この日最初に歩いた花貫川沿いの遊歩道は、ここから下流方向にも続いていて、花貫ダムの近くにある花貫さくら公園まで行くことができます。まだ歩き足りない気分をそれで満たそうかとも思いましたが、難点はその場合に帰りの足がなくて、路線バスが通る所まで延々と国道を歩かなければならなくなることでした。
結局、ダダ下がりのテンションでは頑張る気もあまり起こらず、あとは大人しく帰ろうと決めてしまいます。

そう、花貫駐車場ならばもう目と鼻の先にあって、国道を少し歩いたらここを左に曲がるだけ。あとはバスに乗りさえすれば駅まで連れて行ってもらえるので、予定変更であれこれと調整し直す手間もかかりません。
それにしても、この渋滞、一体どこまで続いているんでしょうか?
スタート地点の花貫駐車場まで戻ってきました。時間は12:10です。
次のバスは12:35発で、まだ25分も余裕があります。だから露店で何か買って食べる時間くらいあるだろうと思っていたら、乗り場に予想外の結構長い列ができていたので、買い物をやめてそこに加わりました。
聞けば渋滞でバスが全然進まず、2本も前の11:30発がまだ来ていないとのこと。それで2台分のバスを待つ人が溜まり、しかもそれがいつ来るか分からないと言われ、なんと渋滞の影響が自分にも及ぶことになったのです。
結局11:30発のバスは、約1時間遅れてやっと到着。でも元々12:35発に乗るつもりだったのを思えば、むしろ5分早く発車するのに乗れて、その点は結果オーライでした。(この状況に気付かず、先に露店に行ってしまって、発車時刻寸前に乗り場に戻る気でいたら危なかったけれど)

バスが国道に出ると、駅へ向かう側の車線はスイスイと進むので、あとは涼しい顔で乗っていられたのですが、反対車線には渋滞が延々と続きます。どこまで延びているのかと車窓から見ていたら、花貫ダムを過ぎてもまだまだ続き、市街地に出るまでの半分ほどのあたりに最後尾があって、その長さは2km以上になっていた模様。
渋滞区間に入ってしまったらほぼ1本道で、ほかに逃げようがないのも致命的です。私はほとんど不利益を被らずにすみましたが、花貫渓谷には何の用もなくて、ただ巻き込まれただけの車はたまらなかったことでしょう。

wiki情報等によれば、もう何年も同じことが繰り返されている模様。それに対して、今回私が利用したシャトルバスは、2012年頃に運行が始まったらしく、地元としてできるところから手を打ち始めている様子は窺えます。
年に数日のことでしかないので、あまり思い切ったことはできないのかもしれませんが、観光客をもっと積極的にシャトルバスに誘導するなど、渋滞緩和に向けたさらなる対策が講じられることを望みたいと思います。

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ミュージカル『リボンの騎士』 [その他]

2015/11/17(火)

ミュージカル『リボンの騎士』

久々の乃木活となる今回は、いくちゃんとキャプテンが出演したミュージカル『リボンの騎士』を観てきました。
 
7~8月に体調を崩していたことで、その2ヶ月はこのブログの本題のほうでも山歩きの記事をほとんど上げられなかったのですが、それはこちらも同様。 夏の全国ツアー(神宮球場でのライブ)や握手会に出掛けられないことが相次ぎ、せっかく入手していたチケットや握手券をことごとく無駄にしていて、7月の映画鑑賞以来の現場出動になりますし、ナマでメンバーを見るのは6月の舞台『じょしらく』ぶりなのでした。
 
《 公演概要 》
 
なかよし60周年記念公演 ミュージカル『リボンの騎士』
2015年11月12日(木)~17日(火) 東京:赤坂ACTシアター
2015年12月3日(木)~6日(日) 大阪:シアターBRAVA!
 
《 スタッフ 》
原作 : 手塚治虫
演出/振付 : 上島雪夫
脚本 : 浅井さやか
音楽 : かみむら周平
 
《 キャスト 》
サファイア : 生田絵梨花(乃木坂46)
フランツ王子 : 神永圭佑
海賊ブラッド : 青木玄徳
ヘル夫人 : はいだしょうこ
ナイロン卿 : 根本正勝
ジュラルミン大公 : 八十田勇一
ヘケート : 桜井玲香(乃木坂46)
いくちゃんは、昨年もミュージカル『虹のプレリュード』への出演がありましたが、まだ現場に出始めて間もない頃で、チケットの入手には至らず、今年に入ってDVDを購入して見ていただけでした。
一方のキャプテンについても、昨年みさみさとのダブルキャストで「Mr.カミナリ」というお芝居に出演しましたが、その時はみさみさの回を観に行ってしまったので、2人とも次にまた舞台への出演があるのを楽しみにしていたメンバーだったのです。
それが2人同時に叶って、しかも、ともに歌声をたくさん聴くことができるミュージカルということで、乃木坂の中でも特に歌が上手な2人だけに、すごく楽しみにして当日を迎えました。
 
ちなみに原作のストーリーについては、公式サイトで「あらすじ」として紹介されていた短い文面を読んだ以外には、何の下調べもしていません。 それでも初日が過ぎると、「筋書きが分かりやすいので、予備知識がなくてもOK」らしいという情報がネットに上がってきて、この点にも不安はありませんでした。
 
東京での公演は、11/12(木)~17(火)の6日間で計10公演です(12月に大阪でも7公演あり)。
平日の夜や休日の公演ではチケットが取りづらいと感じたので、2回ある平日昼公演のうち、楽日のほうを選んで先行抽選に申し込んでみたところ、案外どの公演も余裕だったようでちょっと拍子抜け。
それでも平日の昼だけに、より取りやすかったらしく、珍しく比較的前のほうの席が取れていて、握手会以外のイベントではこれまでで最も近い位置から舞台を見られることになりました。
私の席を上の画像に赤の★印で示していますが、前過ぎずステージ全体を自然に見渡すには程よい距離で、しかも客席に傾斜が付き始めたところで、実際にとても見やすかったです。

当日は、お昼まででお仕事を切り上げさせて頂いて、軽く腹ごしらえをしてから会場の赤坂ACTシアターへ。
職場から歩けないこともない距離なので迷ったのですが、小春日和どころか、外をちょっと歩くだけで汗ばむような陽気だったので、地下鉄に乗って赤坂駅まで来ました。
赤坂ACTシアターは、改札口からすぐのところにありました。
上の写真の女性をはじめ、これをカメラに収めている人が続出でした。
いよいよ中に入ります。わくわく。(右側の列は、引換券など入場に手続きが必要な人たちだった模様)
上演時間は少し長めの約2時間半ですが、じっくりと楽しめて、それでいて長いとは感じませんでした。

さて本編の感想については、まだ大阪公演を残しているので簡潔にとどめますが、ネットでの評判通り難解なところはなく、予備知識なしでも完全に理解しながらストーリーを追えています。
音楽も明快で、歌詞がほぼ全て楽に聞き取れて全くストレスがないのは良かったものの、クライマックス的な局面での盛り上がりにやや欠けていた点は少々物足りなく感じました。もう少し畳みかけるような、音楽の力だけで泣かせるような劇的な曲があっても良かった気がします。
キャストでは、はいだしょうこの存在感がやはり群を抜いていたのはもちろんのこと、野口かおるのコミカルに振り切った演技も心に残りました(クスッとさせられたシーンの多くは、そこにやられました)。
とはいえ、なんといっても乃木坂の2人を観に行ったので、2人のことを中心に書きたいと思います。
 
生田絵梨花(乃木坂46)
いくちゃんの歌声は本当に天使で、それはこの舞台でも一応表現されていたのですが、ストーリーの都合上、男性として振る舞うシーンが多い役柄もあってか、歌う音域は割と低めに寄せられていた印象です。
伸びやかに澄み渡った高音の美しさが、彼女の歌の最大の魅力だと思っているので、そういう部分があまり聴けなくて残念に思ったのは、少し欲張りすぎでしょうか。
ミュージカルなのでお芝居の要素は決して多くないのですが、経験が少ないながらも演技は堂々としたもので、百戦錬磨の役者さんたちの中にあっても、ヒロインとしての役回りをきちんと果たせていたように感じます。
私の隣にいた女性2人組が純粋なお芝居ファンで、乃木坂のことなんてほとんど知らずに来ていた様子だったのに、彼女の歌と演技をしきりに上手だと褒めてくれていたのを聞いて、私も嬉しくなりました。

桜井玲香(乃木坂46)
はじめしばらく出番がなく、やっと登場したかと思ったら、「乃木坂のライブかよ」と突っ込みたくなるようなJ-POP調の曲を引っ提げてきて、それまでの舞台進行からは完全に浮いていたのでちょっと心配になりました。
ただそれが妙にハマっていて、本人の特性を考えた上での敢えての演出だったんだろうなぁと、ストーリーの展開とともに思えるようになってきます。
彼女のパンチのきいた歌声と、キレのあるダンスの両方が、そのナンバーではふんだんに発揮されていたからでした。
さらに、出番があまり多くない中では、お芝居として普通に喋るセリフは多く持っていた印象だったのですが、魔女の娘ではありつつも、素直で心優しい人間にも似た感情を持つデリケートな役柄を見事に自分のものにしていて、その演技にも引き込まれました。

そんなこんなで、途中からは何度かウルッときそうになるのを我慢して堪えながらの観劇となりましたが、歌やお芝居や演技そのものに感動したというよりも、乃木坂の2人がこの大きな舞台でしっかり自身の魅力を発揮して輝いていることが何よりも嬉しくて、それで胸が熱くなった部分が大きかったです。
 
終演後はエントランスで主要キャスト4人による「お見送り」があり、もちろん乃木坂の2人にも見送られます。
でも握手会では会話もしている2人なのに、なぜかそこでは妙に気恥ずかしくてうまく目を合わせられず、素通りに近くなってしまったのですが、前後の人たちの会話を聞いていると、そういう人は少なくなかった様子。
隣り合った席で観劇していた人たちと一緒に列をなして出口へ歩く途中のことなので、気恥ずかしさを感じたのは、ほかの観客の手前だったからなのかもしれません。
 
会場を後にすると、すっかり夜の帳が下りていました。 実は職場が現在の場所に移転する前はこの赤坂の近くにあったので、その当時は良く歩いた界隈なのですが、20年以上の歳月を経てのあまりの変貌ぶりに驚かされつつ、赤坂見附駅へと向かいます。その頃は赤坂サカスなんてなかったもんなぁ。。。

タグ:乃木坂
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草戸山・榎窪山 [高尾・陣馬]

2015/11/13(金)

■第313回 : 草戸山(364m)・榎窪山(420m)


週末が土日ともに雨予報だったため、今回は金曜日の午後に半休を頂いて、短いコースを軽く歩いてきました。
日の短い季節で、一旦帰宅している時間の余裕がないことから、初めて、職場から直行する形を取っています。

金曜日がカジュアルデーなので、ウェアは朝から登山用を着て出勤しましたが、さすがに大きなザックで通勤するのは気が引けて、短時間歩くだけだからと、通勤用のデイパックに最小限の山道具のみを移して出掛けます。
そんな中途半端な装備で山に入るのも、初期の頃を除けば今回が初めてだったのですが、最後の最後でそれが見事に裏目に出て、少々しょっぱい後味の山行となってしまいました。

(往路) ※職場から
四ツ谷 12:30-13:18 高尾 13:25-13:28 高尾山口

(登山行程)
高尾山口駅  13:30
四辻     13:40-13:45
草戸山    14:35-14:40
榎窪山    15:00
峰ノ薬師   15:15-15:20
普門寺    15:55
飯縄大権現  16:00-16:05
久保沢バス停 16:50

(復路)
久保沢 16:57-17:13 橋本 17:22-17:32 古淵


大きなマップで見る

高尾山口駅への到着は午後1時半。山の中はあと3時間もしないうちに暗くなりますから、その前に最低でも山道区間からは抜けておく必要があり、あまりのんびりと歩いている余裕はありません。
でも平日のこんな時間にもかかわらず、これから高尾山に向かう様子の人は予想以上の多さでした。まぁケーブルカーを利用すれば、明るいうちに十分登って下りて来られますし、夜になっても1号路なら歩けますからね。
ところで高尾まで中央線で来たのは、新宿で京王線に乗り換える方が安上がりで到着時間も変わらないことに単に気付いていなかっただけなのですが、実際は人身事故の発生で京王線に不通区間があり、もし乗り換えていたら到着が遅れて、予定通りには歩けないところでした(高尾山への往復に切り替えるしかなかったでしょう)。

多くの人が行き交う高尾山への道には背を向けて、ひとり反対方向に歩き始めます。ほんの2~3分で着いた東高尾山稜への登山口もひっそりとしていて、この先はもう、すれ違う人も数えるほどでした。
10分ほどの登りで、すぐに稜線上に出ました(ここが四辻という分岐点)。曇り空で少し涼しいくらいなので、フリースのベストを羽織っていましたが、登り始めると暑くなって、ここからは山シャツ姿で歩いています。
すぐお隣の高尾山とは対照的に、こちらはとても静かです。道端にはこのようなベンチが随所にありました。
東高尾山稜は、小刻みなアップダウンを何度となく繰り返します。当面は、平坦な箇所がほとんどありません。
登り下りはどれも大きくはないものの、とにかく回数が多いです。だからこの道を下りに選ぶと、最後までアップダウンが続いて結構辛かったりするのですが、今回は登り始めたところなので、まだまだ余裕がありました。

ほどなく登山道脇に送電線鉄塔が現れて、ここで確実に現在地確認ができます。地図を見ると、四辻から草戸山までの中間点を少し過ぎたあたりでした。
送電線鉄塔を過ぎるとアップダウンが少なくなって、気持ち良く歩ける緩やかな区間も現れるようになります。
草戸峠まで来れば、もう草戸山は目と鼻の先です。ここは峠とは名ばかりで、実際は小ピークになっています。
草戸峠では東側が開けていて、お隣の高尾山を眺められました。奥の稜線で一番高く見えるあたりが頂上です。

草戸峠からは、ひと登りで草戸山に到着です。さすがに山頂には登山者が何人かいるだろうと思っていましたが、先客はわずか1人だけでした。
この展望台は来るたびに登っているので目新しさはなく、まぁ一応、この日の展望も確認しておきましたが‥‥
正面に橋本駅周辺のビル群が見られる程度にとどまりました。晴れていればその先に都心方面が見えそうですが、曇っていたこの日、そこまでの遠望はききません。特段見入るような展望でもなく、時間に余裕のある行程でもないので、ここでの休憩は5分で切り上げて、そそくさと先へ進みました。

草戸山を過ぎた途端、木段の多い道に変わります。
段差の大きな木段の登りが断続的に続くので、ここは少々きつく感じる区間でした。
木段をすべて登り終えたところに現れたのは、「ふれあい休憩所」でした。
どうでも良いことですが、この名前、もう少し何とかならなかったものなのか。。。
「ふれあい休憩所」の東屋からは、眼下に城山湖を見下ろすことができました。

「ふれあい休憩所」の先で、少々分かりにくい分岐点に差し掛かりますが、道標による道案内はしっかりしていました。手前の分岐を右に進み、わずかに登った先の分岐は、右に入れば榎窪山で、直進すると峰ノ薬師です。
分岐点からはひと登りで榎窪山へ。あまりパッとした地点ではなく、本来ならば取るに足らないようなピークに過ぎませんが、この日はここから下り始めてしまうため、ここが最高点になります。
山名も、4年前に来た時はこの道標の柱にマジック書きされていただけでしたが、いつの間にか新しいプレートが付けられていました。
榎窪山では大した展望はなく、木立の間から高尾山や小仏城山などが見えていた程度です(下の写真にマウスを乗せると、山名を示します)。長居するような場所でもないので、ここでは写真を撮るだけで引き返しました。

榎窪山から手前の分岐まで戻ったら、広い道に入って峰ノ薬師へと向かいます。このあと、いくつもの電波塔の脇を抜けていく間はずっと車道のような道が続いて、下り坂が始まるあたりから再び山道になりました。
峰ノ薬師(大覚山東慶寺)の薬師堂は、無人でひっそりとしていました。
明応元年(1492)の創建と伝えられる古刹で、新井薬師・高尾山薬王院・日向薬師(大山)とともに武相四大薬師の一つに数えられたとされていますが、これらの寺院と比べると、より寂れてしまった感が否めないでしょうか。
平日とあってか、峰ノ薬師の事務所(写真左端)にも人影はありません。午後3時を過ぎ、秋の早い夕暮れが急ぎ足で迫ろうとしていては、ほかに訪れる人もなく、周囲は静けさに包まれていました。
前の写真の広場からは、眼下に水をたたえる津久井湖や、「かながわの景勝50選」に選ばれた小倉橋、開通して間もない圏央道などが見渡せたほか、次に向かう普門寺が見えていたことを、帰宅後の写真編集時に知りました。
※下の写真は山名ガイドを入れた縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
ここまでかなり順調に歩けていますが、時間の余裕はあるに越したことはなく、軽いコースのためか疲労感もほとんどないので、峰ノ薬師での休憩も5分で切り上げて先を急ぎます。

事務所前の広場からは、上に「東参道・中沢口」と書かれた門のようなものをくぐって、車道に入りました。
午後3時半ともなると、林の中はそこそこ暗くなりかけてきましたが、まだ歩く分には何の支障もありません。
市街地まで下ったら、そのまま道なりに進んでしまうと普門寺へ遠回りになるので、地図を見て予め考えておいた道順で、最近開通した圏央道の下をくぐる道に向かいます。
が、圏央道のそばまで来てみると、何やら行き止まりの看板が‥‥。
でもそこから圏央道の脇へ下る仮設階段があり、特に通行も制限されていないようなので、下ってみます。
ところが、仮設階段を下った先は圏央道側がフェンスに遮られて、反対側への道は閉ざされていました。通路自体は先に続くので進んでみたら、やがて圏央道を離れて登り返してしまい、結局さっきと同じ道に戻っただけ。事前にGoogleマップで、ちゃんと道が繋がっているのを確認していたのですが、実態とは違っていたようです。
本当は、この下あたりをくぐりたかったのですが、圏央道は橋でその上を渡ることになりました。そのための迂回でロスした時間は10分程度に過ぎませんが、その高々10分が、最後に大きく響いてしまうことになろうとは。

圏央道を渡った先で、元々予定していたコースに復帰して、普門寺の前までやって来ました。
まずは立派な仁王門をくぐって、とてもきれいに整えられていた境内に入ります。
普門寺は、天平年間に行基により創立されたと伝えられる由緒ある古刹です。手前が観音堂、その奥にあるのが本堂で、いずれも堂々とした構えをしており、往時の隆盛ぶりを偲ばせていました。
観音堂のアップです。
境内の奥には、飯縄大権現への参道がありました。
4~5連ほどの石段が連なっていて、上に行くほど傾斜が増すので登るのがきつくなります。
全部で147段あったらしい石段を登り詰めると、飯縄大権現の、これまた立派なお堂がありました。由緒書によれば、古来より戦や農業の神として信仰され、今日では諸願成就に欠かせない神として信仰されているとのこと。
高台にある飯縄大権現では南西側の展望が開けていて、丹沢方面の山並みが眺められますが、この天気で丹沢の核心部までは見通せず、見られたのは比較的近くにある前衛の低い山々にとどまりました。この景色を見つつ、午後4時を告げる市内放送(防災無線)のチャイムを聞きながら、最後の5分休憩を取っていきます。
※下の写真は山名ガイドを入れた縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
ここから先は、「フットパス ベストコース 首都圏I(ダイヤモンド・ビッグ社刊)」で紹介されていた、若葉台北尾根道と中央公園を経由するコースに入ります。若葉台北尾根道では山道を歩くことになり、そこを暗くなる前に通過するために、残された時間はもう多くありません。

飯縄大権現の裏手に回ると、すぐに車道に出て、車道を横断した先には、その山道への入口が見えていました。
若葉台北尾根道は、前書以外での紹介記事を見たことがなく、ヤマレコでも同じように歩いた記録が全くないコースなのが不安でしたが、入口にはしっかり道標が立っていて、道も細いながらもしっかり踏まれていました。
ただ、さすがにこの時間になって森の中に入ると、薄暗さが気になります。ここを早く抜けなければ。
名前の通り、結構登ってちゃんと尾根まで上がると、尾根上には道幅のゆったりした箇所やベンチもあります。
事前の予想に反してそこにあったのは、割と本格的に山を歩いている気分にさせてくれるガチっぽい道でした。
それでも南側が開けると、すぐ近くまで若葉台の住宅地が迫っていることが分かります。こんな状況で、よくぞこれだけ山深い感じを味わえる雰囲気が残されたものだと、感心しながら歩いていました。
さらに進むと、大きく展望が開けました。少し通り過ぎた所にあった道標によると、ここが「若葉の展望台」という地点らしいです。でも残念ながら、元からの曇り空に加えて薄暮も迫り、橋本駅周辺のビル群くらいしか分かりません。また写真を縮小したら分かりにくくなりましたが、街にはそろそろ明かりが灯り始めていました。
尾根道はまだまだ続きます。結構な歩き甲斐があり、また思いのほか気持ちの良い道でもあったので、もっと早い時間に来て、時計と競争したりせずにゆっくり歩きたかったなぁ。
途中にはやや入り組んだ分岐があり、一旦進路を誤りかけましたが、この道標に助けられました。
コースも終盤になると暗さが増していき、時間との競争もいよいよヤマ場を迎えて、自然と足が速まります。
(暗さで先の見通しが悪かったこともあってか)割と唐突に車道へ下る階段が現れました。暗くなり切る前に山道区間から脱出できて安心したのですが、現実はそう甘くなかったことを、このあと思い知ることになります。

階段を下ると真正面に、「若葉台七丁目」のバス停が立っていました。
若葉台住宅地の中を少し進みます。時刻はすでに4時半で、実際にはこの写真よりもずっと暗い感じでした。
この階段が中央公園への入口です。
公園内ならば、整備された歩きやすい道があるでしょうし、景色もある程度は開けていて、道案内もしっかりしているなど、少々暗くても支障なく歩けることを全く疑っていなかったので、何の躊躇もなく突入しました。
ところが実際は違いました。公園という名前にすっかり騙されましたが、中央公園は全くの未整備で、深い森の中にただ山道が巡らされているだけだったのです。帰宅後に確認してみると、相模原市による整備計画はあるものの、まだ構想段階で何も始まっていないらしく、現にほとんど人工物を見ることがありませんでした。

だから時折分岐が現れても案内が何もなく、方角で判断するしかありません。公園に入った頃まではどうにか残っていた明るさも、いよいよ日没時刻が迫ると急速に暗さが増して、みるみるこんな状況になってしまいます。
途中からはGPSの手も借りつつ、予定コースから外れることなく森の出口が見えてきて、一旦はホッとしたのも束の間、落とし穴は最後の最後に待っていました。
車道に下りる手前に短い坂があったのですが、暗さでそこが滑りやすいことが分からず、普通に歩いていたら足を取られてスッテンコロリン。あと2~3歩で車道という、本当にゴール寸前だったのが悔やまれます。

腕には擦過傷を負い、ウェアも一部が泥まみれで、とてもそのままではバスには乗れません。しかもこういう日に限って、冒頭に書いた通り装備がいつもよりも手薄で、救急セットも着替えもないという始末。
幸いにも車道に出たところに墓地があり、お手洗いの水道をお借りして、どうにか人前に出せる格好にできたのがせめてもの救いだったでしょうか。

そんなわけで、少々しょっぱい後味を引きずって、すっかり日が暮れた久保沢バス停でバスを待っています。

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