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生藤山・茅丸・連行峰・醍醐丸 [高尾・陣馬]

2015/04/18(土)

■第303回 : 生藤山(990m)・茅丸(1019m)・醍醐丸(867m)


天気が安定しなかったり、仕事が入ってきたりした週末が続いて、今回は約1ヶ月半ぶりの山歩きです。
身体が鈍りまくっていたので、今回はあまり欲張らないルートを選んで、生藤山をはじめとする笹尾根の末端界隈を周回してきました。すぐ近くの陣馬山や高尾山から少し離れただけなのに、とても静かに歩けるエリアです。

久しぶりの山行には、このくらいが丁度良いボリュームだったらしく、キツすぎることもなければ、物足りなさを感じることもなく、程よい充足感とともに歩き終えることができています。
ただ、展望がパッとしなかった上に、山麓ではあらかた散っていたサクラも山の中では未だ蕾のものが多く、新緑の芽吹きにもまだまだ早くて、見所は少なかったという印象にとどまりました。

(往路)
古淵 06:33-06:55 八王子 06:58-07:05 高尾
高尾 07:11-07:24 藤野 (臨時)07:55-08:07 鎌沢入口

(登山行程)
鎌沢入口バス停 08:10
佐野川峠    09:15
三国山     09:45
生藤山     09:50-10:00
茅丸      10:10
連行峰     10:25-10:30
醍醐丸     11:15-11:30
醍醐峠     11:40
和田バス停   12:30

(復路)
和田 13:42-13:56 藤野 (遅延)14:11-14:24 高尾
高尾 14:33-14:39 八王子 15:00-15:22 古淵


大きなマップで見る

JR中央線の藤野駅で、和田行きのバスを待ちます。1台では乗り切れないくらいの人数の列ができていたので、5分前に臨時のバスが出ることになり、そちらに乗りました。
バスを鎌沢入口で降りて歩き始めます。かなりの人数がここで降りましたが、バス停の写真を撮っていたりする間に取り残された感じになって、ほぼ最後尾からのスタートです。

人家が点在する中を縫うようにして進みます。山里では、サクラはあらかた散ってしまった後でした。
こんな車道歩きが当分の間続きます。このあたりでは、まだ傾斜は緩やかだったのですが・・・
人家が多かったエリアを抜けて細い道に入ると、途端に傾斜がきつくなりました。
横から見ると、この傾斜です。汗が噴き出してきたので、ジャケットを脱いで山シャツ姿になりました。

車道を終点近くまで登ったあたりに、見事に咲いていたサクラが1本だけありました。
サクラを見送ったすぐ先で、左手に鎌沢休憩所が見えてきました。が、ここまでに同じバスから降りた人たちの大半を追い越して、せっかく静かに歩けるようになっていたので、そのまま先行すべくここはスルーします。
バス停から35分ほどで登山口に到着。写っている石碑には「三国山 生藤山 登山口」と刻まれていました。
最奥の人家が何軒か建っていたこの場所で、舗装されていた車道は終わり、このすぐ先から山道が始まります。

登山道ははじめのうち、斜面に付けられた道を斜めに登っていき、ベンチの置かれた地点で尾根に上がると、そこからは緩やかな傾斜の尾根道に変わって、気持ち良く歩けるようになりました。
南向きの陽当たりが良さそうな尾根ですが、木々の多くはまだ芽吹く前。春の訪れには少し早かったようです。
時折見られるサクラの木も、まだ蕾のものがほとんどでした。
このあたり、かつては桜並木が名所になっていたようですが、この看板によると、テングス病に冒されて花が咲かなくなり、現在は別の種類のサクラを補植するなどして再生中とのこと。
見たところ、蕾を付けたサクラの木はそこそこ並んでいて、咲き揃えばそれなりに楽しめそうな印象を持ちましたが、確かに桜並木と呼ぶほどの本数ではなかったようなので、かなり本数は減ってしまったのでしょうか。

1つ前の写真にも写っていましたが、鳥居の下をくぐっていきます。
登山地図や旧版の地形図で、神社記号が描かれているあたりまで登ってきているようです。
鳥居のすぐ先には、小さな社が建っていました。山麓の車道沿いにあった熊野神社の奥宮のようです。
佐野川峠で、上野原市側からの登山道が合わさります。
地名には峠と付いていますが、この付近の地形に峠らしさはほとんど感じられませんでした。

甘草水への分岐点には、満開のサクラの木があって、ひと息入れつつ、しばらく眺めていきます。
この日歩いた登山道で、きれいに咲いていたサクラはこの1本だけでした。
さらに登って、井戸方面の軍刀利神社からの道を合わせれば、三国山まではあとわずかです。

三国山に到着しました。名前の通り、ここで東京・神奈川・山梨の3都県が接していて、三頭山に端を発する笹尾根が、左から右へと続いていきます。
2008年には、遙か西にある丸山からその笹尾根をここまで歩いてきて、さらに陣馬山まで行っているので、この先はその時に1度歩いた道となります。それだけの距離となると、さすがに毎週のように歩いて身体ができていないと無理なので、この日の行程はその半分くらいになっていますが。。。
三国山は狭いピークでしたが、1番バスから降りた人たちの中でも早いほうの到着だったのが幸いして、ほかのハイカーとは入れ違う程度ですんで静かに過ごせています(三頭山寄りに1段下がった所にあるベンチには、休憩中のグループもいましたが)。
上空は良く晴れていたのに、遠くが霞んでいて、見渡せるのは近くの山々にとどまり、展望は今ひとつでした。
 (この写真にマウスを乗せると、山名ガイドを表示します)。

三国山まで来れば、生藤山はもう指呼の間なので、三国山をスルーして先に進みます。
生藤山の前後だけはやや地形が急峻になって、露岩の斜面に取り付きますが(反対側の下りも同様でした)、手を添える箇所が少しある程度で、ほぼ二足歩行で登ることができました。
生藤山の頂上も割と手狭で、この時は静かでしたが、人が多くなるとすぐに混雑してしまいそうです。
三角点の奥に立っているのは、藤野町十五名山の標柱でした。
ベンチの間にも別の標柱が。
盛大に霞みながらも、どうにか富士山が見えていました。
富士山のアップです。霞んでいる時の展望は、写真で撮ると不鮮明で分かりづらくなってしまうことが多いのですが、今回はなぜか実際の見た目とほとんど変わらないような具合で撮れていました。

生藤山からは、笹尾根の末端を縦走していきます。次に向かう茅丸は地味なピークで、巻き道もあるのですが、そこがこの日の最高点となるので、ちゃんと踏んでいきます。
茅丸は、この写真の範囲がほぼ全てという小さなピークです。生藤山で休んできたばかりですし、無人かと思っていたら、すぐに反対側から人が登ってきたので、ここは通り過ぎるだけとなりました。
茅丸にも、藤野町十五名山の標柱が立っていました。

茅丸と、その次のピークとなる連行峰は、標高がほとんど同じで、その間は緩やかな尾根道で結ばれています。
山の上はまだ冬の装いのままですね。
穏やかに晴れているように見えるものの、気温が上がって汗ばむ陽気となったのは朝のうちだけ。
この日、次第に風が強まったのは下界でも同じだったようですが、山の上で吹く風はまだかなり冷たくて、稜線上で風にさらされていると体感温度がかなり下がりました。しまいには少し寒いくらいになったので、このあたりからは、休憩時用にとザックに入れてきたフリースのベストを羽織って歩いています。
誰もいない連行峰に着くと、そこは顕著なピークではなく、山頂に立った気分にはあまり浸れない場所でした。
どの方向も樹木越しの眺めしかないこともあってか、後から来た人たちも次々と通過して行ってしまいます。
このピークの名前は、登山地図では「連行峰」となっていますが、現地の標識によると「連行山」でした。
それはともかく、ここではひときわ強く風が吹いていて、ベンチに腰掛けてひと息入れようとした私も、じっとしていられるのは5分がいいところ。身体が冷え切る前にと、すぐに行動を再開することになりました。

連行峰を過ぎると、しばらくの間は下りの連続となって、ガクンと高度を落とします。
一気に200mほど下り、和田への下山路を右に見送ると、今度は一転してアップダウンを繰り返しながら、徐々に登り返していきます。そろそろ、登り返すのが苦しくなってきました。

アップダウンしつつ越えて行く2つめのコブが、地形図に標高点が打たれた837m峰で、そこに差し掛かると、何かの標識が木に括られているのが目に入りました(写真右上端)。
その標識がこれ。登山地図で、この付近に「大ゾウリ山」と書かれていたので、てっきり草履に由来する名前かと思っていたら、どうやら違っていたようです(正しい由来は不明ですが)。また、登山地図の書き方ではどのピークが「大ゾウリ山」なのかが曖昧で、これを見て837m峰に付けられた名前だと分かりました。
さらに2回ほどアップダウンが続いて、消耗の度合いによっては巻き道に入る選択もありましたが、なんとか余力がありそうなので、楽をせず忠実に尾根上のコブを踏んでいきます。
そしてこの分岐の先で、最後に立ちはだかるのが醍醐丸への登りで、ここにも巻き道があります。大きな登り返しだけに、登るか巻くかでは大違いなのですが、さすがに名前の付いたピークを巻いてしまうと敗北感がハンパないので、ここは少々苦しくても尾根通しの道を進みます。
そうして着いた醍醐丸は、樹林に囲まれて日も差さないような所に、ただベンチだけが置かれたピークでした。
北側は少し開けていて、戸倉三山の市道山が見えていましたが、それもスッキリとした眺めではありません。
私の場合、過剰に整備された場所よりも、どんなに狭かろうと居心地が悪かろうと展望が無かろうと、自然な姿を失わずに残している場所のほうに好感を持てるので、こういう場所も悪くはないのですが、一般的には、せっかく苦しんで登ったのに報われないと感じるような場所なのでしょう。
しかも、これまで以上の寒風が吹き荒れていて、フリースのベストの上にジャケットまで着込んだ冬のような格好になって、やっと寒さを凌げるという具合で、せっかくベンチに腰掛けたのに長居はできなさそうでした。

さて、久々の山行でどうなることかと思っていたところ、そろそろ足がガタ付いて来ているものの、ペースとしてはここまで順調に歩けてしまって、このあとの時間の過ごし方が問題となりました。
今はまだ11時過ぎ。下り始めれば1時間で和田バス停に着いてしまうのに、バスは13時半過ぎまでないのです。
いつもならば、陣馬山まで足を延ばしてしまうか、いっそ藤野駅まで歩いてしまえ、となるところなのですが、今の足の感じでは予定より長いルートを歩くのは難しく、大人しく和田バス停に向かうしかなさそうです。
せめて、醍醐丸ではゆっくりと休んでいきたいところでしたが、すでに書いたような寒さのため長居するのは無理で、この先のどこかに休憩適地が見つかることに期待して、休憩を15分で切り上げて歩き始めました。

ということで、醍醐丸を後にしたら、あとはもう下るだけです。
和田バス停への分岐点となる醍醐峠まで下ると、冷たい風からあらかた開放されて、気持ち良く過ごせそうになっていたのに、期待していたベンチはなく、そのまま和田バス停への道に入って下り続けることになりました。
その後は、1人がやっと通れるような幅で斜面に刻まれた細い道が、しばらく続きます。
沢まで下ったら、その先はずっと沢沿いに道が付けられていました。
見た目はさほどきれいな沢ではありませんが、久しぶりに聞くせせらぎの音は清々しくて心地よかったです。
休憩に向いている場所は最後まで見つからず、こんな所から唐突に車道に出て、登山道は終わりました。
それにしてもこの登山口、もう少し季節が進んだら、道が草に埋もれてしまうのでは?

車道に出ても、道の両脇に見えるのは民家と畑地ばかりで、時間を潰せる場所が全く出てきません。休憩所のような贅沢な施設でなくても、公園とか神社とかでも良かったのですが、そういった場所すらなかったようです。
所々で山里の春を彩るように花々が咲き、それを楽しみながらゆっくり歩けるのが、せめてもの救いでした。
結局、和田バス停には1時間以上も早く着いてしまい、当然誰ひとりいなくて、周囲も静まりかえっています。
奥の建物は旧陣馬自然公園センターで、つい先月までならば建物内の展示などを見ながら過ごすこともできたのですが、この3月に閉館してしまって、もう中に入ることはできません(現在はトイレのみ使用可)。
建物前にあるベンチは開放されていたので、そこにひたすら腰掛けて、バスが来るまでの時間を待ちました。

タグ:高尾・陣馬
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