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払沢ノ峰・松生山・浅間嶺 [奥多摩]

2017/04/15(土)

■第350回 : 払沢ノ峰(858m)・松生山(933m)・浅間嶺(903m)


約1ヶ月ぶりの今回は、午前中に歩き切れる程度の短いコースで、奥多摩の低いあたりを軽く歩いてきました。
行先に選んだ浅間嶺は、訪れるのが今回で3回目。それでも、未踏だった笹平からの破線路を登り、積雪時にしか歩いたことのない上川乗への道を下ったので、ほぼずっと初めて見る景色の中を歩く感じになっています。

(往路)
古淵 05:36-05:58 八王子 06:08-06:23 拝島
拝島 06:26-06:44 武蔵五日市 07:10-07:40 笹平

(登山行程)
笹平バス停    07:45
払沢ノ峰     09:20-09:30
松生山      09:55-10:05
浅間嶺(展望台)  10:25-10:35
浅間嶺(小岩浅間) 10:45-10:50
上川乗バス停   11:30

(復路)
上川乗 12:08-12:50 武蔵五日市 13:02-13:19 拝島
拝島 13:30-13:42 八王子 13:50-14:02 橋本
橋本 14:04-14:15 古淵


大きなマップで見る

武蔵五日市駅からバスに乗って約30分、笹平バス停で下車します。私のほか、若い男性2人組が一緒に降りましたが、先行してから振り返っても彼らの姿を全く見なかったので、たぶん市道山方面に向かったのでしょう。
バスの進行方向に少し歩いて、道路の右カーブに差し掛かったら、このスロープを登ります。
続いて畑と林の境目のような所を登り、畑が終わる手前で振り返りました。これから登るのは登山地図の赤破線コース。ここまでは道案内の類が一切なかったので、迷わずに登り始めるためには事前の下調べが必要です。
林の中に少し入ったところで、やっと道標を発見しました。最初の道標が敢えてこんな奥まった場所にあるということは、ここから下の土地の所有者には、登山者が通ることがあまり歓迎されていないのかもしれません。

赤破線コースだけに、道は踏み跡レベルですが、不明瞭になることはほとんどありません。ただし冬の間に歩く人は少なかったのか、路面は少し荒れていて、特に登り始めのうちは歩きにくい箇所もあります。
そして、かなりの急斜面を、ほとんどジグザグを描くこともなく直登するので、かなり苦しい登りです。
単調な急登を続けること20分、標高500m付近に達したところで、急登は一旦収束しますが‥‥。
標高500m前後では、それまでの登り一辺倒が、小さなアップダウンの繰り返しに変わっただけでした。何回かの登り下りは、高低差は大きくないものの、傾斜は結構急だったりして、引き続き楽には歩けません。
そんなアップダウンが収まったら、その先に待っていたのは、再び急斜面の直登でした。
久しぶりに道標を見ました。道案内は最小限にとどまり、踏み跡も頼りないですが、進むべき尾根筋は明瞭ですし、紛らわしい分岐もないので、少なくとも登りで歩く限り、迷う心配はないでしょう。
そしてその道標の先で、容赦ない急登の連続になります。このように景色も何もなく、ひたすら苦しいだけなので、まるで修行のような登りです。二本足で立って歩くのが厳しい傾斜の箇所もあり、何度か手を添えたりもしているので、逆コースで歩く場合、下りが苦手に人にとっては少し怖いくらいの急降下になるのではないかと。

ササの中を進むようになると、その上が701m標高点のピーク。等高線が密集する急斜面が一段落するはずです。
701m峰を過ぎると、ようやく穏やかに歩ける箇所も現れるようになりました。
さらに、登山道の左側がいくらか見通せるようになって、少しは景色も楽しめるようになります。この時はまだ、その中で富士山が、ひと目でそれと分かるほど明瞭に見えていたのに、このあとは霞んでいく一方でした。
標高750m付近に達すると、この標識が短い間隔で次々と現れるようになります。私有地だからあまり勝手に歩き回るな、と言っているようにも感じましたが、明確なメッセージは何も示されていなかったので、登山者はギリギリ黙認されているのが現状なのかもしれません。事故を起こしたりして迷惑を掛けないようにしないと‥‥。

払沢ノ峰(858m)に到着しました。マイナールート上のピークらしく、ほとんど人が手を加えていない様子で、展望なども全くありません。ただ、標識がなければスルーしてしまいそうな地味さが、逆に本来のありのままの姿を見ているようで、むしろ好ましく感じられました。
腰掛ける物すら何もないので、立ったままで10分ほど休んでいきます。
「払沢ノ峰」という名前は、この私製の山名標が示していただけで、地形図はもちろん登山地図でも採用されていません。ただ、ネット上ではそこそこ定着しているようなので、この記録でも使ってみることにしました。

払沢ノ峰を過ぎてすぐ、細い尾根で小さなアップダウンを2~3回繰り返すあたりまでは、それまでとあまり変わらない雰囲気の道。でも、そこから先はゆったりした尾根に変わって、気持ち良く歩けるようになりました。
以降はさほど苦しい登りもないまま、松生山に到着しました。アンテナ施設がやや目障りですが、それなりに広さがあり、上空が大きく開けていて明るく、展望も良い頂上なので、雰囲気はまずまずです。
ここには7年前に浅間嶺からの往復で来ているので、この日初めて歩く道はここまで。でも7年前は2月の積雪時だったので、地面を見るのが初めてな道は、この先も上川乗バス停までずっと続きます(浅間嶺周辺は除く)。
北側には御前山が見えていました(標識の右後方で、木の枝と重なってしまっていますが)。
松生山からの展望の主役は南側です。すぐ近くに横たわるのは、長大な笹尾根の途中のほんの一部で、その奥には道志あたりの山並みがぼんやりと辛うじて浮かんでいました。すでに大いに霞んでしまっていた富士山は、それでも肉眼ではまだそれなりに存在感があったものの、カメラに収めるのは少し厳しかったです。
  ※下の写真にマウスを乗せると山名ガイドを表示します。

松生山から先も、登山地図では引き続き赤破線コースですが、なだらかな山稜を進むためか、道は格段に歩きやすくなりました。明るく開放的で気分の良い尾根道は、歩いていてもとても楽しかったです。
地形図の936m標高点付近で、「天領山 936m」という私製の山名標を見ました。ここがこの日の最高点です。
さらに進むと、今度は「入沢山 930m」という同じ体裁の山名標が。ただし緩やかな斜面の途中にあり、山頂とすべき地点ではなかったので、信憑性には疑問符を付けざるを得ません。
その後は急斜面をグングン下りますが、丹念に九十九折りを描いて道の傾斜が抑えられ、歩きやすくなっていた点が、それまでの道とは根本的に違っていました。松生山から先は一般登山道と呼んでも何の問題もなさそう。

急斜面を下り終えると間もなく、時坂峠から登ってくる一般登山道に合流しました。
分岐点付近には、山の中にしては平坦な地形が広がって、ゆったりとした大らかな景色になっていました。一般登山道に入ったことで、笹平バス停から出発して以来、ここで久しぶりに人の姿を見ています。
分岐点から先の区間を歩くのは、今回が3回目で勝手知ったる道。この坂を登れば浅間嶺の展望台に到着です。

浅間嶺の展望台が間近に迫ってきました。
浅間嶺の展望台に到着です。ここに写っているハイカーは1人だけですが、向こう側の斜面にもベンチとテーブルの組があって、そこにいた人を合わせると全部で10人くらいが休憩中だったでしょうか。
立派な標柱がありますが、ここは浅間嶺の最高点ではなくて、標高は890mほど。ただ、最高点がショボくて面白味のない地点なので、多くの人はここを山頂として登ってきますし、それで何の問題もないと思います。
北側には、奥多摩のほぼ全域をカバーする広範囲の展望が広がっていました。
とはいえ、いかんせん標高の低さが難点かな。見えているのが近い範囲の山々にとどまって、その奥に控える核心部の高山は雲取山を除いて隠れてしまい、あまりダイナミックな展望に感じられないのが惜しいところです。
  ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
振り返ると南側には、樹木の間から覗く感じなので落葉期限定っぽい眺めですが、笹尾根が見られました(笹尾根の上に、道志の山々はまだ辛うじて写っていますが、富士山はもうすっかり分からなくなっていました)。
  ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。

浅間嶺の展望台から軽く下ると、各方面からの登山道が合わさる地点に出て、そこにも休憩所があります。
この休憩所からの展望も良いので、上の展望台が混雑している時は、こちらでゆっくりする手もあるでしょう。
次に向かうのは浅間嶺の最高点。西に少し進んで行くと、浅間神社への分岐があるので、その案内に従います。
少し登った所に、浅間神社の祠がありました。でも、ここはまだ最高点ではありません。

さらに登って、この道標の立つ地点が、浅間嶺の最高点になります。
何もなく、地味を通り越して殺風景にすら感じますが、地形図や登山地図で「浅間嶺」と書かれた903mピークはこの地点。浅間嶺の標高を903mとする山行記録を書くならば、ここは踏んでおかなければならないでしょう。
「小岩浅間 903m」という私製の山名標が、樹木の幹に掛けられていました。

休憩所まで戻ったら、あとはもう上川乗バス停を目指すだけ。7年前に積雪の中を登って来た道を、初めて地面を踏みながら下ります。その時は雪化粧して少しロマンティックな雰囲気だったけれど、実際はやや面白味に欠ける植林の中の道。「関東ふれあいの道」とあって、整備が行き届き、緩やかで歩きやすいことが救いでした。
途中には何故かその一帯だけ、ほかと比較して格段に良く手入れされている植林地がありました。
そこで右手側の斜面を見下ろすと、整然と並んだ杉木立がとても美しくて印象的でした。
「関東ふれあいの道」だけに、時折このような距離標が置かれています。これはバス停まであと1kmの地点で。
その後は次第に車のエンジン音などが近付いてきて、ふいに森の中を抜けると、バス道路がもう目の前でした。
上川乗バス停は、待合所で腰掛けてバスを待つことができ、近くには綺麗なトイレ(写真左端)もありました。

タグ:奥多摩
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