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大日山・鷹取山・御殿山 [房総半島]

2017/02/04(土)

■第344回 : 大日山(333m)・鷹取山(364m)・御殿山(363m)


今回の行先は、3年連続でこの時期に訪れることになった南房総です。
登ってきた大日山と御殿山は房総の山々の好展望台となっていて、この2年ほどの間に頂に立ったのが記憶に新しい富山や鋸山のほか、その周囲の内房線沿線の山々と、その先に広がる東京湾の眺めなどを楽しんできました。

(往路)
古淵 05:37-06:09 東神奈川 06:12-06:14 横浜
横浜 06:20-06:56 京急久里浜 07:05-07:14 東京湾フェリー
久里浜港 07:20-08:00 金谷港 → 浜金谷 08:20-08:46 館山
館山 09:20-09:50 滝田郵便局前

(登山行程)
滝田郵便局前バス停 09:50
大日山登山口    10:40
大日山       11:10-11:30
鷹取山       12:00-12:10
御殿山       12:25-12:50
安田橋(御殿山登山口) 13:20
国保病院前バス停  13:50

(復路)
国保病院前 14:48-15:10 岩井 15:31-15:43 浜金谷
金谷港 16:30-17:10 久里浜港 → 東京湾フェリー 17:18-17:27 京急久里浜
京急久里浜 17:39-18:14 横浜 18:19-18:58 古淵


大きなマップで見る

まずは、2年ぶりにフェリーで東京湾を渡ります。船窓からは、鋸山と富山がずっと正面に見えていました。
房総半島に上陸後は、浜金谷駅から再び鉄道に揺られます。
南国情緒が演出された館山駅に到着。2月の朝8時台とあって、さすがに景色よりも寒さが勝っていましたが。
市営バスの乗り場は駅前から少し離れた場所にあって、駅前からの適切な案内もなかったように思いました。予め調べていなかったら、迷わずに探せたかどうか。ま、普段は地元の人しか使わない路線なんでしょうけれど。

乗客が2人だけだったバスから、滝田郵便局前で降ろしてもらいました。これから登る大日山は、路線バスによるアプローチは一般的ではなく、登山口はここから4km以上歩いた先にあります。
ということで、最初は小1時間の車道歩きです。交通量が少なめでのんびり歩くことができ、奥のほうまで集落が点在する状況が続いて景色にも変化があったので、ほとんど退屈はしないで済みました。
登っているのを意識させられない程度の緩い坂道ですが、さすがに長く歩いていると身体が暖まってきました。
歩き始めて40分ほどで、駐車場とトイレがある、大日山の一般的な登山口に到着です。ここから始まる遊歩道は、坊滝を経由して大日山に向かいますが、今回は大日山へ直接登るコースを選んだので、ここはスルーしました。
さらに10分ほど車道を進んで、もうひとつの登山口へ。案内図のほか、左に少し入ると駐車場もありました。

登り始めはいきなり急坂が続いて、かなり苦しく感じました。
しばらくして傾斜が落ち着いてくると、そこからは快適に歩けるようになります。
登山道の整備には相当に力を入れたようで、擬木の木段や柵がほとんど途切れることなく続いていました。それらがなくても、特段問題になることはなさそうな箇所が大半なので、やや過剰整備に感じられましたが‥‥。
ここで、先程見送った坊滝経由の道が正面から合わさってきました。頂上への道は右に分かれています。
その頂上への道は、視界の限り急な木段が延々と続いていて、げっそりする眺めです。とはいえ標高300m少々の山ですし、すでに250m以上の地点に来ているので、登ってみたらさほど長く感じるものではありませんでした。

大日山の頂上に到着しました。サクラの木が多かったので、満開の頃にはお花見ができそう。
小さな石室には大日如来像が祀られていました。昔から信仰の対象として良く登られていた山なのでしょうね。
南側から西側にかけて展望が開けていて、展望図も設置されていました。
この日は朝から遠くがあまりクリアに望めなかったのですが(富士山の見え方はフェリーに乗っていた時点で既に朧気でした)、幸いにもそれ以上に霞むこともなく、それなりの展望を楽しめています。
  ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
肉眼ではもう少しハッキリと見えていた富士山も、写真に撮るのは厳しかったです(右手前の双耳峰は富山)。

大日山からは御殿山へと続くコースに入りますが、そのコースへの下り口に道標による案内はなく、道もこのように細くなりました。時には足元の良くない場所もあって、きちんと整備された状況のコースではないようです。
大日山と御殿山の間は、何度もアップダウンを繰り返しながら進む具合になります。大日山から歩き始めてすぐ、最初に越えて行く小ピークには宝篋印塔が立っていて、そこが宝篋山だったようなのですが、その時は写真も撮らずに通過してしまいました。そこを宝篋山だと思わなかった理由は、参考にした南房総市のマップで宝篋山がまだずっと先に書かれていたからなのですが、これが実は間違いだったのです。このマップが宝篋山だとする337m峰は、登山道は巻いてしまっていて、登山道上から眺める限り、何かありそうなピークには見えませんでした。
  ※下の写真はマップの一部分の抜粋で、マップ全体(書き込みなし)は こちら です。

あまり整備されていない様子の道には、正しい進路が分かりにくい地点もありましたが、そういう場所には私製のこのような案内が出ていて、道間違いを防止してくれていました。
宝篋山から先、しばらくの間は比較的穏やかに歩けましたが、道の様子は鷹取山が近付いたあたりで豹変します。鷹取山の1つ手前のコブへの登りはかなりの急斜面で、段差の大きな木段の連続となりました。結構きつい。
急斜面を登り詰めたら、すぐに急降下が控えていて、しかもその先は普通に道がありそうな傾斜に見えません。
道がどうなっているのだろうと覗き込んでみると、えげつない程の急階段が続いていました。段差の大きさも半端なく、時々手すりに手を添えながらでないと危なっかしくて降りられません。低山だからと侮ることなかれ。

さらに進むと、ベンチが置かれて、ちょっとした広場になっている一角に出ました。ここでは、それまでの急登降も一段落していて、ちょっと落ち着ける雰囲気の場所です。
その場所で登山道は右に折れていますが、道標が何も示していない直進方向に何かありそうです。
行ってみたら、そこが鷹取山の頂上でした。といっても、この写真に写っているだけの広さしかなく、そこにいても手持ち無沙汰な場所だったので、手前の分岐に戻ってベンチで休憩しています。

鷹取山と御殿山の間は、地形図を見て等高線の密集具合からもう想像が付いていたけれど、案の定、急な木段での急降下と急登の組み合わせ。しかも、これまでで一番長いのが最後に待ち構えていた形でした。
こちらは登り返しのほうの木段です。この日は低山の縦走なので、体力にはまだ余裕があったのですが、それでもこれだけ急な登り下りを連発されるとかなり苦しくて、最後はペースを落として登り切りました。

木段を登り詰めると、前方に東屋が見えてきて、御殿山の頂上に着いたようです。西側の斜面は明るく開けていて、東屋の前に立つと大きな展望が楽しめました。
御殿山の頂上部は樹木が鬱蒼としていて、あまり居心地は良くありません。
三角点のある場所が最高点だったようですが、ここもなんだか殺風景でした。
ということで、東屋の前に戻って展望を楽しんでいきます。富士山がまだしぶとく見えていたほか、この1~2年に登ったばかりの内房線沿線の山々が、それぞれ独特な山容ですぐにそれと分かる見え方をしていました。
  ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
私が着いた時、頂上には計3組のハイカーが先着していました。でも、ほんの10分ほどの間に全組が出発してしまったので、それ以降は私が独占する状況に。耳を澄ませても聞こえて来るのは自然の音だけ。心地良い静けさの中で、見えている雄大な景色がすべて私ひとりのためだけに広がっているという、贅沢で至福のひとときです。
さらに15分ほど経った頃、現れた別のハイカーと入れ替わる形で私も出発しました。でも実は、下山後に乗る予定のバスの時間を考えると、あと1時間ほどこの頂上に滞在できるくらいの余裕があったのです。ただ、山の中ではいつどんなアクシデントが起きるか分からないので、心配性の私としては(単独行でかつ連絡手段を持っていないという事情もあり)、いつものようにまずは安全な場所まで下山することを優先するしかなかったのでした。

御殿山の頂上からは、道標による案内のない、北斜面の直登コースを下りましたが、かなりの急降下で、足元の良くない箇所も少なくなく、一般的には下りには使わないほうが良さそうな道でした。
でもすぐに一般コースに合流すると、以降は整備された歩きやすい道が続きます。
下る途中に1箇所だけ、展望の開けた場所を通ります。
そこは大黒様が祀られている場所でした。ベンチが設置されて休憩適地にもなっています。
大黒様からの展望です。かなり標高を落としているので、見渡せるのは近い範囲にとどまりますが、それでもなかなか気分の良い眺めでした。
  ※下の写真は縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。

さらに下ると、間もなく一軒家が現れて、それまでの山道から車道に変わりました。
御殿山の一般的な登山口は、駐車場とトイレが完備されている高照寺前の登山口になりますが、今回はバスを捕まえるために国保病院まで歩かなければならないので、西側にある別の登山口に出てきました。
上の写真のT字路に出たところです。道標が登山口であることを示していますし、御殿山の案内図にもここを登山口のひとつとする記載がありますが、特に名前が付いていないらしく、記録する上ではそれが少々不都合になりました。T字路に出る手前で渡った橋の名前が安田橋でしたので、この記録ではこの地点を安田橋としています。

あとは、伊予ヶ岳を前方に眺めながら、その麓付近まで比較的交通量の多いこの県道を歩きます。近くにはバス停があるものの、通常の路線バスの運行は2014年で終了となっていました。現在はデマンド運行の路線に替わっていて、事前予約が必要なので(市外在住者の利用可否も不明)、路線バスの運行エリアまでは自分の足で歩くことにしたのです。そんな訳で、今回は車道歩きに始まって車道歩きで終わることになりました。
20分ほどで、2年前に富山と伊予ヶ岳に登った後に下ってきた天神郷バス停まで来ました。ほかの何人かと一緒にバス停脇に立って待っていたら、反対車線を通ったバスが私たちの様子を窺うことなく速度を緩めずに通過して、全員が乗り損ねたのは今でも忘れられません。が、この時間はバスが来ませんので、もう少しだけ歩きます。
ゴール地点の国保病院前に着きました。バス停は事前にGoogleのストリートビューで確認した通り、病院の目の前に立っていて、乗るバスはここが始発なので、今回は乗り過ごす心配もなさそう。それよりも、時間に余裕があるのに構わずここまで来てしまい、時間を持て余すほうが問題なのですが、一応考えていたプランがありました。
ということで、ダメ元で病院内へ。すると目論見通り、入ってすぐのロビーが開放されていて、暖かく過ごせる上に椅子に腰掛けて寛げます。小1時間ほどバスを待つ間、ロビーにいたのはずっと私だけで、近くの玄関も入院患者への面会などの人の出入りはほとんどなく、持ってきていたパンを食べたりしながら、誰に気兼ねすることもなく居続けることができたので助かりました。

タグ:房総半島
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コメント 2

niini(吉田一也)

cellistさん こんばんは。
ようこそ千葉へ(^^)/

といっても僕は今回の山は未踏です(^_^;)
富山・伊予ヶ岳・人骨山などしか行ってないのです。

千葉は藪山が多く、意外と手強い山が多く冬期がベストシーズンかと思います。
今期はまだ千葉の山歩きしてないので、今回歩かれた場所を第一候補に
したいと思います。

情報ありがとうございました。
それと春になったら、ムツばあさんの面影を訪ねてみたいと思ってますよ(^^♪
by niini(吉田一也) (2017-02-06 20:50) 

cellist

niiniさん、コメントありがとうございます。
房総の山は、ほぼ冬にしか登っていないので、藪っぽい印象は持っていないのですが、標高が標高ですから暖かい時期は厳しい所もありそうですね。
そんな標高でも、頂上から見る景色が山また山で、人工物がほとんど目に入らなかったりして、低山とは思えない山深さを感じられることがあるのが好きです。
ただ、今回のような内房線側の山だと、海が近くてそういう感じはあまり味わえなかったりするのですけれど。

それと、今年は楢尾に行かれるのですね。最近の様子がアップされるのを楽しみにしています。ヤマレコも、今でも覗いたりはしていますので・・・。
by cellist (2017-02-07 22:36) 

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