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三国山・大洞山・立山 [富士山とその周辺]

2016/07/24(日)

■第330回 : 三国山(1320m)・大洞山(1383m)・立山(1330m)


梅雨明けが遅れている今年は、涼しい所を目指そうにも、標高の高い山々は天気がなかなか安定しません。
好天の保証がない中で高い旅費を掛けて遠出をするのも気が進まないので、近場でいくらかでも涼しく歩けそうな所はないかと登山地図を見ていたら、なんと神奈川県内で標高900mまでバスで上がれる地点があるのを発見。
今回はその明神峠を起点に、標高1300m台のピークがなだらかに連なる三国山稜を歩いてきました。

この日は下界でも過ごしやすかったようですが、標高900mの明神峠でバスを降りた時点で、もう期待以上の涼しさです。そして標高1200~1300m台の稜線に上がれば、天然のクーラーとも言われるブナ林が広がっているからか、空気はいっそうヒンヤリとして、今が7月も下旬だということを忘れてしまいそうな気持ち良さ。
こんな盛夏に近場のさほど高くもない山で、ここまで快適に歩けたことに驚かされた1日でした。

(往路)
大沼 06:39-06:50 相模大野 06:58-07:37 新松田
松田 08:04-08:25 駿河小山 08:45-09:10 明神峠

(登山行程)
明神峠バス停 09:10
三国山    10:05-10:15
大洞山    10:55-11:00
畑尾山    11:30
立山     11:40
立山展望台  11:45-11:55
高原上バス停 12:30

(復路)
高原上 12:50-13:15 御殿場 13:43-14:18 松田
新松田 14:33-15:13 相模大野 15:30-15:45 市営斎場入口


大きなマップで見る

御殿場線の駿河小山駅から、1日1本だけ(しかも片道のみの運行)というバスに乗って、標高約900mの明神峠まで上げてもらいました。満席に近かったバスの乗客の大半はランナーで、ハイカーは数名だけだったようです。
バスを降りると、そこは予想以上の涼しさで、すこぶる快適に歩き始めます。とはいえこの日は朝から元々過ごしやすく、自宅から最寄りのバス停まで歩く間に汗をかくこともなかったですし、駿河小山駅前でバスを待つ間ずっと日なたにいてもさほど暑くなかったので、その涼しさも標高のお陰だけではなかったのでしょうけれど。

少しだけ車道を歩いてから尾根道に入りますが、でもしばらくは、車道のすぐ隣を歩くような具合でした。
ただ、車道とほぼ並走しているだけに、登山道の傾斜はほどほどに収まっています。涼しいことにも助けられて、このあたりは楽に歩けました。
梅雨が明けないスッキリしない空模様ながら、そこそこ日が差したりもしていますが、南側の展望が開けた地点から見ると、箱根の山々はすっかり雲に覆われていました。こうなると、最後に立ち寄る展望地からの富士山の眺めが心配です。明神峠までのバスの車窓から割と綺麗に見えていたのが、見納めにならなければ良いけれど。

付かず離れずだった車道を横断します。車道はこのあと山中湖へと下っていくので、並走はここまででした。
すると、途端に傾斜が少しきつくなって、それが暫く続きます。いくら涼しくても、ここはさすがに暑かった。
いつしか、周囲にはブナの森が広がるようになっていて、中にはこのように立派な大木もありました。
なかなか素敵な雰囲気のブナ林です。神奈川県内にも(正確には静岡県境ですが)こんないい所があったとは。

三国山に到着しました。展望はありませんが、ブナに囲まれて、しっとりと落ち着いた頂上です。
この日に出会ったハイカーは合計でも7~8人と少なくて、見掛けるのは大半がランナーです。頂上でもあまり休憩しない人たちなので、駆け抜けていくランナーを時折見送るだけの、静かな時間が流れていました。
三国山まで登ってしまえば、この日のコースにもう大きな登り下りはありません。美しい森がずっと続く中に、ゆるやかな傾斜で気持ち良く歩ける登山道が続きます。涼しい上に爽やかな風にも恵まれて、本当に快適でした。
この日の最高点となる大洞山は、標識と三角点があるだけの、いたって地味な地点でした。

大洞山からはしばらく下りが続いて、アザミ平まで下ってきました。樹木が途切れて見通しの良い場所です。
アザミ平の先に、富士山が少しだけ見られました。山体の大部分は次に登る畑尾山に隠れていて、顔を出していたのは頂上部だけ、しかも畑尾山を取り巻くガス越しだったのですが、肉眼では割とハッキリ見えていたのです。
(とはいえ、写真を縮小したら分かりにくくなったので、下の写真にマウスを乗せると富士山の位置を示します)
お花の時期からは外れていたようで、アザミ平ではホタルブクロなどがいくらか見られた程度でした。
アザミ平西端の分岐点。ここで籠坂峠へ下る道を分けると、畑尾山へは少々急な登りとなりました。

畑尾山の頂上にはただ標識が立っていただけで、ほとんど足を止めることもなくスルーしてしまいました。
引き続き美しい森の中を進んでいますが、ブナが減ってほかの樹木も多くなってきました。
ここが立山の頂上だということを、多くの人は標識を見てやっと気付くのではないでしょうか(現に私がそうでした)。顕著なピークではない上に、分岐標識があるだけで、頂上という雰囲気が全くしない地点でしたから。

立山からは、そのまま須走方面へ下っていくこともできますが、近くに富士山の展望地があるので寄って行きます。アザミ平からは見えていたので、それなりに期待しつつ、緑のトンネルを下って行ったのでしたが‥‥。
その展望地に着きました。道標などで「立山展望台」とされている地点です。さて、富士山はどこでしょうか。
残念ながら、楽しみにしていた富士山はほとんど見られませんでした。アザミ平にいた時から30分と経っていないのに、その間に雲が湧いてきてしまったようで、もう少し早く着いていればと悔やまれます。
(でも一応、見えていたことは見えていたので、下の写真にマウスを乗せると富士山の位置を示します)
「立山展望台」という地名から想像されるイメージとは違って、そこにはただ草原が広がっていただけです。休憩していこうにも、腰掛けられるような物は、隅のほうにあった三角点などの標石だけでした。
10分ほど休憩している間、富士山の見え方に好転の兆しが見られないかとずっと窺っていたのですが、むしろ雲は厚くなるばかり。この日はもう、麓に下山した後も含めて、富士山を見られることはありませんてした。

立山展望台を後にして、登山道に戻ります。右が立山から下って来た道で、左がこれから下る須走への道です。
あとは下るだけかと思ったら、立山頂上から真っ直ぐ下る道に合わさる分岐点までは、地味な登り返しでした。
明神峠から立山までは、良く踏まれた歩きやすい道が続きましたが、立山から先になると急に道が細くなります。立山から須走へ下る道が登山地図に載ったのは、小山町がここを「富士箱根トレイル」として整備した2010年頃のこと。道はそれ以前からあって、そこそこ歩かれてもいたようですが、利用者が増えるようになってからの年月が浅いからか、道としてまだあまり成熟していない印象で、少々歩きにくく感じられる箇所もありました。
道がジグザグを描いて下り始め、スギやヒノキの植林帯に入れば、登山道も終わりが近いです。稜線上では本当に涼しく歩けたのでしたが、ここまで標高を落としてくるとさすがに暑くて、最後は結構汗だくになりました。

案内図で「登山道入口」とされている地点まで来ました。ここから先は林道のような道に変わります。
この林道は、地形図では実線(=道路)で描かれていて、てっきり車でも通れる道かと思っていたのですが、実際には所々に段差があって(かなり段差の大きな箇所も)、徒歩でなければ通れない道でした。
林道を5分ほど歩くと、今度こそは正真正銘の車道に出ました。
車道に出たところを振り返っています。道標はここから、別荘地内を真っ直ぐ下る道を案内していますが、その先にある富士高原ゴルフ場バス停よりも高原上バス停のほうが近そうなので、1本右の道を下りました。
ゴールの高原上バス停。バス停のほかには何もない場所なので、少し遅れてきたバスを待つ間、ずっと日なたで立っているしかありませんでした。

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