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ロックガーデンから御岳山 [奥多摩]

2016/06/25(土)

■第329回 : 御岳山(929m)


この日は午前中まで雨という予報だったので、元々は山に行く予定なんてありませんでした。ところが少しゆっくり目に起きてみると、すっかり空が明るくなっていて、もう雨なんか降りそうもありません。そこで急に支度をしながら、行先の山と登りのコースだけをとりあえず決めたら、慌ただしく家を飛び出したのでした。

その行先は、歩き慣れていて、適当に歩いても大丈夫な御岳山です。この時期に快適に登れる標高の山ではなく、しかも雨上がりのムシムシした中を歩くので、暑いのは覚悟の上で選んだ行先ですが、登る途中に涼しさが期待できるロックガーデンを経由して、即席の計画ながら暑さと戦う一方にはならないような工夫も加えました。

(往路)
古淵 11:18-11:40 八王子 11:48-12:00 拝島
拝島 12:02-12:19 武蔵五日市 12:30-13:07 上養沢

(登山行程)
上養沢バス停 13:10
七代の滝   14:00-14:05
綾広の滝   14:35-14:40
御岳山    15:10-15:20
四差路    15:40    (日の出山西側の分岐点)
養沢鍾乳洞跡 16:05
上養沢バス停 16:30

(復路)
上養沢 16:35-17:12 武蔵五日市 17:21-17:44 拝島
拝島 17:52-18:03 八王子 18:08-18:30 古淵


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武蔵五日市駅で上養沢行きのバスに乗り換えて、終点から歩き始めます。早朝に乗る時はいつも空いているこの路線も、午後の下りの便とあって地元の人たちの利用が多く、発車時点では立ち客が何人も出るほどでした。でも、こんな時間から山に登ろうとする人がほかにいるはずもなく、終点まで乗り続けたのは私だけでした。
さて冒頭で書いた通り、出掛ける時に決めていたのは登りのコースだけ。御岳山に登った後は、青梅線側に下る2通りのプランを漠然と考えていたのですが、バスの中で、上養沢に戻ってくる周回案を思い付きました。
青梅線側ならば、バスを使うにしても本数が結構あって、時間を気にせずに気ままに歩けるのが利点です。一方、上養沢に戻ってくれば、バスも電車も青梅線側よりは断然空いていて、楽に帰れそうなのが魅力的でした。
しかし終点で降りて復路の時刻表を確認したところ、下山後に使えるのが 16:35 発の1本しかなかったのです。今から3時間半後ということは、かなり頑張らなければ間に合いそうもないので、すぐには決めかねました。

上養沢からロックガーデンへ向かうコースは、その大半が林道歩きです。とりあえず上養沢 16:35 発のバスに間に合わせてみようと、かなりのハイペースで歩き始めました。
はじめ舗装されていた林道は、日の出山への1つ目の分岐点を過ぎると、砂利道に変わりました。
ほどなく日の出山への2つ目の分岐点を過ぎると、再び舗装道路に戻ります。
普段ならば未舗装の柔らかい路面を歓迎するのですが、雨上がりの未舗装区間では少し足を取られることもあり、先を急ぎたい思いがあるこの日は、いくらかでも歩きやすい舗装道路のほうが有り難く感じたのでした。
車道とはいえ、御岳山までの標高差のうち6割以上をこの道で登ってしまうので、途中からはかなり傾斜がキツくなります。そこをハイペースで登っているものだから、もう暑くて仕方ありません。体温上昇を少しでも抑えようと、扇子を片手に、常に風を起こしながら登る始末となりましたが、吹き出す汗は止まりませんでした。
林道終点が近付く頃には、もうすっかり汗だくです。
実際の終点はもう少し先でしたが、斜面に崩壊箇所があって、車両が入れるのはここまででした。
長かった林道もようやく終点となり、ここから山道に変わります。

山道が始まれば、ほんの5~6分で七代の滝に到着。少し遅めの時間とあって、離れた所に休憩中の2人組がいただけで静かでした。こんな時期でも、滝の近くでは空気が少しヒンヤリと感じられて、オアシスのようです。滝壺の冷たい水にしばらく両手を沈めて、身体をクールダウンさせつつ、少し息を整えていきました。
七代の滝とロックガーデンの間は、鉄階段の連続となります。
結構急で長い階段が次々と現れるので、かなり苦しいです。
鉄階段をすべて登り切って、天狗岩(写真左側の巨岩)の前に着いた時は、肩で息をする状況でした。
ただでさえ蒸し暑くて厳しいコンディションなのに、さらにハイペースを維持して来たことで、すでにかなり消耗が進んでいます。せっかくここまで頑張って来ましたが、この先も同じペースを保って歩き続けられるとはとても思えず、バスの時間に間に合うように上養沢まで戻るのはもう無理と、ここで一旦は諦めました。

天狗岩から先は下りに変わって、御岳沢を飛び石で対岸に渡ると、そこからロックガーデンが始まります。御岳沢は、先程までの林道沿いに続いていた養沢川の上流なので、この日はずっと同じ川を遡っているのでした。
ロックガーデンに入ると、期待通りに沢沿いの道は涼やかでした。登り坂がずっと続くので、そこを歩いてもなお涼しいという程ではありませんが、ロックガーデンの中にいる間は暑さに苦しまずにすんでいます。
こんな美しい景色の中をそそくさと通り過ぎてしまっては勿体ないですし、ここは景色を目に焼き付けながらゆっくりと歩きました(疲れていて早く歩けなかった、ということもありますが‥‥)。
標高が低いので、暑い時期に訪れることが少なかった場所ですが、緑が深い中を歩くのも良いですね。
岩などが苔生したさまも綺麗でした。今朝までの雨で、この緑も一段と美しさを増していたことでしょう。
たびたび立ち止まっては、写真ばかり撮ってしまいます。
ロックガーデンの中ほどには、休憩舎とトイレの建物があって、テーブルとベンチもいくつか置かれています。
上流に向かうにつれて、どんどんと流れが細くなっていき、谷が狭まる箇所も現れます。
いよいよ谷が浅くなって、両岸から濃い緑が迫ってくると、まもなくロックガーデンの最上部に達します。
綾広の滝が見えてきました。ここがロックガーデンの一番奥に当たります。
このあたりでは、今朝までの雨量は少なかったようで、割と静かに流れ落ちる綾広の滝でした。

御岳山と大岳山を結ぶ登山道に出たところで、ロックガーデンの遊歩道は終わりです。
御岳山までの道はほぼ平坦で、普段ならば歩きやすいのですが、雨上がりのこの時は泥濘が多かった上に、途中に工事をしている場所があってそこまで車両が入ったりしていたので、荒れ気味で歩きにくい所もありました。
長尾平の少し先から御岳山への近道に入り、最後の石段を登っていくと、見えてきた頂上が少々残念なことになっていました。武蔵御嶽神社の拝殿が、なんと昨年6月からお色直し中だったのです(今年10月までの予定)。
すでに午後3時を過ぎていましたが、まだチラホラと登山者や観光客が参拝する姿がありました。
いつものように、今回も奥にある玉垣内に進んで、最高点にある大口真神社を拝んでいきます。
前の写真でも左隅に写っていますが、大口真神社の社殿脇に山頂碑があり、ここが山頂の929mとされています。
さて、これまでずっと下山ルートを迷ったままでしたが、御岳山から先は選ぶコースによって歩く方向が違うので、そろそろ決断しなければなりません。

青梅線側に下る2案であれば、どちらも時間を気にする必要が全くなく、歩き慣れた道なので新鮮味こそありませんが、その代わり安心して歩くことができます。
一方、上養沢に戻る案のほうは、残りの行程が短くなったここまで来て改めて所要時間を計算し直しても、間に合うかどうかが微妙で全く確信が持てませんでした。しかも、初めて歩く道のワクワク感と引き換えに、途中に何が待ち受けているか分からない不安を抱えて歩くことになります。雨後の影響が強く出て調子良く歩けない道なのかもしれませんし、アクシデントで思うように歩けなくなったりしても、即オジャンになる計画なのでした。

武蔵御嶽神社の境内でギリギリまで悩んだ挙げ句、結局は初めての道を歩いてみたいという思いが強くて、出した結論は再び歩くペースを上げて上養沢に戻るというものでした。もしも 16:35 発のバスに間に合わなければ、何もないバス停で次の便まで1時間半待つしかなくなるので、大きな賭けに出たとも言える決断をした訳です。

というわけで、御岳山からは日の出山へのコースを進み、この分岐点から山道に入ります。
日の出山への道は、途中まではほぼ平坦で、しかも雨の影響もほとんどなく、とても歩きやすかったです。
御岳山と日の出山との鞍部まで、緩やかな下り坂が続くので、駆け下りるようにして先を急ぎます。
鞍部の四差路まで来ました。御岳山から20分で着いたので、ここまでは計算通りで順調です。
しかしここで、再び進路に迷いが生じます。この四差路からは上養沢に向かうコースが2本あって、当初はここを右折するつもりでした。ところが、右折を示す道標に上養沢への距離が4.0kmと書かれていたのに対して、正面で右に分かれて直進するもう一方の道は、距離が3.8kmとなっていたのです。少しでも距離が短いほうが早く歩けそうに思えて、直進方向に進路を変えたのですが、果たしてその結果がどう出るでしょうか‥‥。

すると、その道は傾斜こそ緩やかなものの、登り坂に変わってどんどん高度を上げていくではありませんか。
結局、上養沢への降下点(ここを右折でした)に着くまでの約10分間は、ほとんど登りばかりでした。距離は確かに短いのかもしれませんが、時間は余計に掛かってしまったような気がします。
上養沢へ下る道は、普通の坂道は少なめで、階段状の箇所が多いので決して歩きやすくありません。それでも、コース選択を誤ったかもしれない焦りも手伝って、かなり飛ばしました(それが写真のブレに表れたのかも)。
養沢鍾乳洞跡を過ぎると、そこから石畳のような階段道に変わります。濡れた石がツルツルと良く滑り、この先は早く歩くことができなくなったので、結果的に上のほうでどれだけ急いでおけたかが成否を分けたのでした。
つい3時間前に歩いたばかりの林道に出て、時計を見るとバスは20分後です。ここからバス停までは、登りでも10分で来ていたので、最後の最後でやっと間に合うことを確信できました。急いだ甲斐があって良かったです。
帰りのバスも、ほかに待っていた人はなく、私だけを乗せての発車となりました(混んできたのは瀬音の湯から)。

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