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三頭山・大沢山・槇寄山 [奥多摩]

2016/06/18(土)

■第328回 : 三頭山(1531m)・大沢山(1482m)・槇寄山(1188m)


今回の行先は、これが8回目の登頂となる奥多摩の三頭山です。比較的行き慣れた山になりますが、ここ2回ほどは積雪時に登っていたので、土の地面を踏んで登頂するのは6年ぶりでした。
下界では真夏日となったこの日も、このくらいの標高ではまだ厳しい暑さがなく、風が涼しく吹いていたのにも助けられて、山の中では思いのほか楽に過ごせています。

ただ、このところ山行頻度がガクッと落ちて身体が鈍っていた上に、前回からの間隔が約1ヶ月開いていたからか、暑さが堪えた訳でもないのに、身体が認識していた以上に重くて、普段通りには歩けませんでした。
平坦地や下りで、以前同様に快調に歩くことができた一方で、登りでは足取りが重いままペースを上げられなかったのです。頻繁に山を歩いていた頃とのコンディションの差を痛感させられる山行となってしまいました。

(往路)
古淵 06:33-06:55 八王子 07:04-07:28 上野原
上野原 08:10-09:15 鶴峠

(登山行程)
鶴峠バス停   09:25
向山分岐    10:15
神楽入ノ峰   10:50-11:00
三頭山(西峰)  11:25-11:30
三頭山(中央峰) 11:35
三頭山避難小屋 11:45-11:50
大沢山     11:55-12:00
槇寄山     12:40-12:50
数馬峠     13:20
仲の平バス停  13:50
数馬バス停   13:55

(復路)
数馬 14:51-15:45 武蔵五日市 15:55-16:16 拝島
拝島 16:30-16:42 八王子 16:59-17:22 古淵


大きなマップで見る

今回は上野原駅から1時間以上揺られて、鶴峠までバスで入りました。歩き始めがこの標高(870mほど)であれば、さほど暑くないのではと期待した通り、涼しささえ感じられるような気温で、風も心地良かったです。
なお、鶴峠行きの便に乗るのは初めてで、いつも混んでいる印象があったので早めに上野原駅に向かったのに、バス停には行列なんてほとんどできず、出発する時点でも車内に空席がチラホラ残る程度の乗客数にとどまります。終点の鶴峠まで行ったのが7~8人と少なかったのも意外でした。時期による変動が大きいのでしょうか。
それから、この写真はバスの終点でのもので、バス停にはまだ着いていないのに、折返所がある少し手前の地点で降ろされる形でした。でも一緒に写っている建物がバイオトイレで、ここにあることを知らなかったため、もし通過していたら利用することもできなかったので、ここで降ろされたのはむしろ好都合だったと思っています。
ということで、ヘアピンカーブをもう1回分だけ自分の足で登ると、少し先に鶴峠のバス停が見えてきました。
前の写真の撮影地点で右を向くとスロープがあって、これが三頭山への登山口です。
一方、バス停のすぐ脇には奈良倉山への登山口もあります。バスを一緒に降りた7~8人の中で、私が最初に歩き始めてしまったため、後続の人たちが三頭山と奈良倉山のどちらに向かったのかは分かりませんでした。

登山道に入ると、まずは林道と何度か交差しながら進みます。はじめのうちは分岐点に道標がなくて、どちらを進んでも良い感じでしたが、この地点で林道と分かれたら、あとはほぼ1本道でした。
序盤は植林帯の登りが続いて、景色も今ひとつでしたし、風が通らずに少々暑い思いもしました。
やがて植林帯を抜けると、風が思っていた以上に涼しくて、楽に登れるようになります。地形図ではほぼ尾根上に破線が描かれていますが、実際の道は終始このように斜面に付けられていました。
ほぼ一定した傾斜の坂道が続いて、急な登りや段差のある箇所がほとんどなく、とても歩きやすい道です。当面は全く誰に会うこともなく、周囲には鳥や虫たちによる大合唱が響き渡っていました。
この地点で、余沢から向山を経由して登ってくる道を合わせます。6年前に、その道で三頭山に登っているので、初めて歩く道はここで一旦終わりました。(あとは、数馬峠からの最後の下りが未踏の区間になります)

向山からの道を合わせた先も、尾根上の小さなアップダウンを避けて、斜面をトラバースする道が続きます。
しばらく進むと再び分岐点。ここで直進する尾根に入らないと、三頭山には向かえないのですが、左に分かれるトラバース道の続きのほうが立派なので要注意です。この左の道って、どういうルートを歩く時に利用価値があるのかが全然分からないのですが、その割に良く踏まれている様子なのが謎なんですよね。
しかもこの分岐点、道標があるにはあるのですが、足元であまりに控え目にしていて目立たないのです(前の写真でも右下に小さく写っています)。もう少し視認しやすい高さにできなかったのでしょうか。

先程の分岐点を過ぎると、ようやく尾根歩きが始まり、路面にも露岩や段差が現れて、登山道らしくなります。
神楽入ノ峰の手前には、傾斜がキツく感じる箇所も出てきて、この日のコースで一番の急登になる区間でした。
このあたりの標高では、ツツジがまだ結構咲き残っていて、登山道に甘い香りを漂わせていました。

神楽入ノ峰は、この写真の範囲が全てという狭いピークで、この時期は木々の葉に遮られて展望はありません。ベンチもありませんが、1人だけなら中央の標石を椅子代わりにできるので、腰を下ろして休憩していきます。
神楽入ノ峰を反対側から振り返ります。相変わらず人の気配はなく、休憩中も鳥や虫たちの大合唱が続きました。
山名標も、私製のものが樹木に括り付けられているだけでした。
神楽入ノ峰から先は、尾根通しに何度かのアップダウンを経て三頭山を目指します。最後まで誰にも会わないのかと思っていたら、三頭山が間近に迫ったあたりで、すれ違う人がやっと計3人ほど現れました。

三頭山の頂上部を目前にして見えてきたのは、人また人という賑わいぶりでした。これまでの静けさから一転して、山頂は大盛況だったのです。都民の森からの最短経路で多くの人たちが登って来ていたのでしょう。
まずは西峰に到着です。三頭山の最高点ではありませんが、広くて休憩向きなので、やはり人が多かった‥‥。
そんな中、奇跡的にあまり人の入らない写真が撮れてラッキーでした。
本来ならば、富士山を綺麗に眺められるはずなのに、この日はこんなに霞んでしまって、いつもの存在感はありませんでした。人が多くて落ち着かないこともあり、5分だけ休憩して息を整えたら、とっとと先に進みます。
最高点の中央峰も、一応は踏んでおきます(そうしないと三頭山の標高を1531mとして記録を書くのに抵抗を感じてしまうので)。ただここは何もない場所なので、写真だけ撮ったらすぐに引き返したのでした。
中央峰と西峰との鞍部にある御堂峠まで戻ったら、頂上部を離れて巻き道に入り、次は笹尾根へと向かいます。
三頭山から南に延びる笹尾根はその全部を踏破していますが(何度かに分けて)、その中でも大沢山・槇寄山を経て西原峠までの上部の区間は何度も繰り返し訪れているので、歩き慣れた道になります。

頂上部から続く木段を下り切って、ムシカリ峠に着きました。
まだまだ続々と人が登ってくる中で、全く挨拶をしない人も多いのが気になっていたところ、時折聞こえるグループ内の会話の様子から、中国語圏の人たちだと分かりました。なぜかこの日は、中国語圏の人たちが大挙して三頭山を訪れていたのです(日本語の挨拶が分かる方は、「にんにちは」と声を掛けてくれていたようです)。
ムシカリ峠のすぐ先には、三頭山避難小屋があります。ここでトイレ休憩を挟みました。
なにしろ身体が重いので、大した登り返しでもないのに少々苦しかったのですが、なんとか大沢山に登り着きました。ここまで来てしまえば、あとはもう大きな登り返しがないので、体力的な不安からは開放されます。
さっき避難小屋で休んだばかりでしたが、登りで息が上がっていたので、大沢山でも短い休憩を入れています。

大沢山を過ぎても、都民の森エリア内では次々と中国語圏の人たちがすれ違って行ったのに対して、都民の森エリアから抜けると、会う人も少なくなりました。
そしてその先は、割とガンガンと下って膝に来る感じの道が続きます。これまでは登りでしか歩いたことがなくて、そうとは認識していなかった区間だったのですが、これまで登りに選んでいたのは正解だったんですね。
350mほどを一気に下ると、今度は一転して穏やか尾根道に変わります。ゆる~い傾斜で小さなアップダウンをしつつ、少しずつ登り返していく形になって、この日最後のピークである槇寄山に着きました。
頂上全体の写真をなぜか撮り忘れましたが、テーブル&ベンチが2組あって、そこそこの広さがあります。
槇寄山でも、富士山側の展望が開けているのですが、ただでさえ霞んでいた富士山に雲までかかり始めていて、写真を縮小したらほとんど分からなくなってしまいました。

槇寄山から軽く下ったところが、登山道が十字路状に交差する西原峠です。
これまでは、左右どちらかの山麓からここに登って来て三頭山を目指す、というパターンが多かったので、笹尾根のここから先の区間になると、過去に歩いたことが1度だけしかないのでした。
その1度だけ歩いたのは6年前で、決して遠い昔のことでもないのに、その時の記憶がほとんど残っていなかったので、感覚的には初めて歩くのと変わりませんでした。
西原峠から先になると、尾根筋を外れて斜面をトラバースすることが多くなり、中には足元が不安定で歩きにくい箇所も出てきます。それまでの区間よりも歩く人が少ないと見えて、道は細くなりましたし、草を分けて進むようなところさえあって、あまり歩いていて楽しい区間ではありませんでした。
それでも登山道が時折尾根上に戻ると、緩やかな尾根だけに、気持ちの良い景色の中を歩けたりもしました。
右側の景色が開ける場所に出ると、そこで田和から登ってくる道が合わさりました。少し前までの登山地図には何も書かれていなかった道ですが、今年の版を見ると一般道として赤実線で書かれていますし、下の登山口にも道標がしっかり立っていたのを今朝乗ったバスの車窓から見ていたので、問題なく歩ける道なのでしょう。

さらに少々ヤブっぽい中を歩き続けて、数馬峠まで来ました。今回、笹尾根を歩くのはここまでです。
数馬峠を少し通り過ぎて振り返りました。
数馬峠では南西側が大きく開けていて、前回歩いた権現山の尾根のほぼ全容が見渡せました。前回は北峰で尾根に上がり、権現山・雨降山を経て、左のほうで切れているあたりまで、見えている尾根のほぼ全部を歩いたのでした。
なお権現山の右には、肉眼ではしぶとく富士山が見られたのですが、写真にはもうほとんど写りませんでした。
  ※下の写真は山名ガイドを入れた縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。

数馬峠から仲の平へ下る道は、今回初めて歩きました。
はじめのうち、か細くてやや不安定な道が続いたので、これは選択を誤ったかと不安になったのでしたが‥‥。
すぐに、しっかりと踏まれた感じで傾斜もほどほどの、歩きやすい道に変わってホッとしました。
途中までは緩やかな坂道が続いて、とても気持ち良く歩けています。
ただし後半になると次第に傾斜が増していき、しまいには少々荒れた感じの箇所も出てくるなどして、ただ楽なだけでは下らせてもらえませんでした。

最後に、仲の平バス停のすぐ近くに出てきました。バスが来るまでにはだいぶ時間がありますし、バス路線の起点の数馬まですぐに歩ける距離なので、バスには数馬から乗ることにします(そこで都民の森からの連絡バスが着く前に、始発のバスに乗ってしまうのが、確実に着席できる方法なのです)。
ということで、5分ほど歩いて数馬バス停まで来ましたが、それでもまだまだ時間があります。
そこで、近くの九頭龍神社で時間調整しつつ、滅多に人が来ない場所なので、着替えなどもさせてもらいました。

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