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身延山 + 久遠寺のしだれ桜 [南アルプス]

2014/04/05(土)

■第281回 : 身延山(1153m)


今回の行先は山梨県の身延山。山麓に日蓮宗の総本山・身延山久遠寺があることで、一般的には観光名所として知られている山です。頂上にもロープウェイで行けるのですが、参道を歩けば自分の足で登ることもできます。
久遠寺の境内で、しだれ桜などが見頃を迎えたようなので、登山と花見の両方を楽しみに出掛けてきました。

この山には約6年前の2007年冬にも登っていますが、今回はその時と周回方向だけを逆にして、表参道を登って、裏参道を下りました。さらに行き帰りではJR身延線を全線乗車して、乗り鉄気分も同時に満たしています。

(往路)
古淵 04:59-05:21 八王子 05:35-06:20 大月
大月 06:23-07:12 甲府 07:17-08:41 身延
身延駅 08:50-09:02 身延山

(登山行程)
身延山バス停 09:00
久遠寺    09:20-09:30
大光坊    10:00-10:05
法明坊    10:35-10:40
身延山    11:00  (奥之院思親閣)
北側展望台  11:05-11:10
東側展望台  11:15-11:20
感井坊    11:40-11:45
松樹庵    12:15
妙石坊    12:30-12:35
身延山バス停 13:00

(復路)
身延山 13:05-13:17 身延 13:30-14:25 富士
富士 14:30-15:10 熱海 15:18-15:41 小田原
小田原 15:44-16:34 相模大野 16:48-17:03 市営斎場入口


大きなマップで見る

久しぶりに始発電車をつかまえて、身延駅までやって来ました。駅前で路線バスに乗り継ぎます。
これから登る身延山は、駅前からも見えていました。写真をこのサイズにしてしまうと、小さな白い点になってしまうのですが、頂上直下にあるロープウェイ駅の白い建物が目立っていて、すぐに身延山だと分かります。

身延山バス停から歩き始めます。この時、まだバス停付近は落ち着いた雰囲気でしたが、歩き終えて昼過ぎに戻ってくると、観光バスや特設駐車場からのシャトルバスが続々と出入りして、慌ただしくなっていました。
歩き始めは、土産物屋が軒を連ねる細い路地を抜けていきます。奥に見えているのは身延山です。
すぐに三門の前まで来ると、満開の桜に迎えられて、一気に華やいだ雰囲気に変わります。
三門は壮大で見事な造りでした。京都の知恩院・南禅寺の三門とともに日本三大門に数えられているとか。

三門をくぐって杉木立の間を進むと、その奥に壁のような石段が見えてきました。
その石段は「菩提梯」と名付けられていて、全287段もの段数があり、一気に104mを登ります。
前回は逆コースで歩いたため、この菩提梯も下っただけだったので、登るのは今回が初めて。
垂直に近い印象すらある急な傾斜に対して、十分な心構えをして登り始めたつもりだったのですが・・・
1段1段の高さがもう半端ではなく、大きな腿上げが連続するのが辛くて、すぐに息が切れてしまいました。
帰ってから計算すると、287段で104mということは、単純計算で1段あたり36cmとなって、これは普通の階段の倍近い高さです。しかも、それが長く続くのですから、たまったものではありません。
何度か途中でひと息入れつつ、どうにか登り切って振り返ると、目が眩むような高さがありました。

菩提梯を登り終えると、2500人の法要を行えるという圧倒的な大きさの本堂が現れました。左上は身延山です。
五重塔と鐘楼です。五重塔は明治8年の大火で焼失し、134年の時を経て、2009年に復元されたばかりのもの。
2007年冬に来た時はまだ復元工事中だったので、今回初めて見ることになりました。

こちらが、樹齢400年といわれるしだれ桜です。満開の花を付けた枝が垂れ下がるさまが見事でした。
広い境内にはほかにも何本もの桜があり、いずれも満開で見応えがあります。
しかも、まだ人出が少な目でじっくりと見ることができたので、始発電車で出掛けてきた甲斐がありました。
もう1本あったしだれ桜。こちらも樹齢400年と書かれていました。

桜を見終わったら、境内の裏手に回ります。紅白幕で飾られているのは、ロープウェイの駅と向かう道です。
ほぼ全ての人がそこに吸い込まれていくのを横目で見つつ、右上に分かれる表参道に入ると、その途端に静寂が訪れました。元々歩く人など少ないのですが、この時間はまだ下ってくる人も稀で、当分は誰にも会いません。
表参道は舗装道路がしばらく続きます。普段ならば素っ気なく感じてしまう舗装道路も、これだけ立派な杉木立の間を進んでいると、なんだか厳粛な気持ちになって歩くことができました。
参道らしく、道路脇には時折小さなお堂や稲荷、墓所などが見られました。
そんな中、丈六堂は少し大きめのお堂でした。
このような丁石もたびたび現れます。もっと古い丁石を期待して、新しめな丁石を見送っていたのですが、ずっと同じタイプの物しか出てこないので、22丁で諦めて写真を撮りました。ちなみに頂上までは50丁です。

大光坊に着くと、そこには休憩所があって、腰を下ろして休むことができました。ここは頂上までのほぼ中間点に当たっていて、奥に見えている頂上も、ロープウェイ駅の建物の形が分かるくらいになっています。
大光坊にあった三光堂です。ここで小休止している間、お堂の中からは読経の声がずっと聞こえていました。
大光坊の先で舗装道路は終わり、砂利道に変わりますが、道幅は相変わらず車でも通れそうなままでした。
それでも荘厳な杉林が続くので、かなり山道の雰囲気に近い箇所も出てくるようになります。
40丁の法明坊まで来れば、頂上までもうひと頑張りです。ここにも休憩所があって、ひと息入れていきました。
法明坊を過ぎると、道の脇に少し残雪を見るようになっていましたが、頂上直下にはその残雪の上を歩くような箇所もありました。2月の記録的な大雪の名残りなんでしょうね。

ついに頂上部の建物が見えてくると、その手前が南側展望台になっていました。富士川を中心にその両岸の山々が広く眺められましたが、富士山の頂上が完全に雲の中で、中腹の一部しか見られなかったのが残念でした。
下の写真は山名ガイドを入れた縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
頂上部に出ると、ロープウェイで上がってきた観光客と合わさって、一気に人の数が増えました。
そしてこの階段が、頂上にある奥之院思親閣への最後の登りです。
思親閣の仁王門も、堂々としていて風格が感じられます。くぐった先にある祖師堂も見えてきました。
思親閣祖師堂で参拝していきます。

思親閣を参拝した後は、南アルプスの展望に期待して、裏手にある北側展望台に向かいます。
この写真は、来る途中に中央本線の勝沼ぶどう郷駅から眺めた南アルプスの様子で、中央には白峰三山が澄み渡った青空をバックに美しく並んでいます。それが目の前にドーンと大きく現れる、はずだったのですが。。。
南アルプスが、一応は見えているのですが、いかんせん雲が多すぎます。しかも積雪と雲がともに白い色で同化してしまい、写真にするともう見分けが付きません(例えば、山梨百名山標柱の真上に北岳があるのですが)。
西から天気が緩やかに下り坂なのは承知していました。でもほんの2時間ほど前に身延線の車窓から眺めた時点では、まだ上の写真と変わらず雲ひとつない青空だったので、タッチの差で間に合わなかったことになりそう。
6年前に来た時は、クリアで雄大な展望に感動したのですが、その当時はカメラを持ち歩いていませんでした。
それで今回は写真を撮るのを楽しみにしてきたのですが、またもう1度来なさい、ということでしょうか。
こんなふうに、南アルプスの峰々がズラリと並んで見えていて、これだけでも十分に壮観なのですが、バックが青空だったらどんなに素晴らしかったことでしょう。
下の写真は山名ガイドを入れた縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。
白峰三山のあたりをアップにしてみました。(この写真にマウスを乗せると、山名ガイドを表示します)
このくらいの大きさにすると、辛うじて雪の稜線と雲との区別が付けられるようになります。

ロープウェイの駅に向かうと、手前に七面山展望台があって、その名の通り七面山を正面から眺められました。
ちょうどロープウェイが着いたところらしく、駅舎から次々と人が出てきていました。
ロープウェイ駅の目の前が東側展望台になっていて、そこにも山頂と書かれた標識が立っていました。
ここは山頂ではないので違和感がありますが、ほぼ山頂と言えないこともないので山頂という表記は大目に見るとしても、標高値まで山頂と一緒にしてしまうのは乱暴ですし、それが何かのためになっているとも思えないので理解に苦しむところです(この地点の標高は1130mほど)。設置者は何の疑問も感じないのでしょうか。
東側展望台からの眺めは、最初に見た南側展望台からのものとほぼ同様でした。
こちら側の展望の主役はどう考えても富士山なので、それがほとんど見えていないのがやはり残念です。
下の写真は山名ガイドを入れた縮小版で、大きな写真(文字入れなし)は こちら です。

展望を楽しんだら、頂上部を後にして、下山を開始します。この写真はロープウェイ駅前の分岐点。右上は頂上の思親閣や北側展望台から下ってきた道で、下山路の裏参道は左に下っていきます。
裏参道は最初から完全な車道で、砂利道と舗装路が交互に現れる具合でした。
表参道と違って、さほど厳かな雰囲気も感じられず、味気ない印象は否めません。
しばらく下ると感井坊に出ます。手前のベンチで少し足を休めましたが、奥には広い休憩所もあったようです。
感井坊から下になると道路工事中で重機が入っていたりして、もう気分はすっかり台無しでした。
道路区間を抜けた先からは、舗装道路が続くようになって、引き続き淡々と下っていきます。

その舗装が途切れたら、表参道で見てきたような杉の大木が周囲に急に増え始めて、一気に荘厳な雰囲気に変わります。すると間もなく「千本杉」の標柱と解説板が現れました。
どの杉も幹回りが立派で、そんな大木が密集している様子からは、威圧感のようなものすら感じられました。

千本杉の一帯を過ぎて、何事もなかったように周囲がありふれた感じの森に戻ると、その後は特に見所のない道が続きます。道標が立つ地点に来たら、そこが大きく蛇行する林道をショートカットする山道の降り口でした。
ジグザグに下っていき、久々に見る建物がこの松樹庵でした。
ここまで来ると、眼下に久遠寺などが望めるようになって、ゴールに近付いた気分にさせられます。
時々林道と交差しながら、山腹に細く刻まれたジグザグ道をさらに下り続けます。

前方に再び建物が現れて、動物除けのフェンスを開閉して進むと、妙石坊の境内に裏から入る形となりました。
妙石坊の桜も満開でした。
妙石坊では、小さいながらも池を配した庭園風の境内が美しくて、心安らぐ雰囲気を醸し出していました。

山道は妙石坊までで終わっていて、あとは道路を歩いて久遠寺の三門へと向かいます。
西谷地区に入ると、そこかしこで桜が満開となっていました。
久遠寺の三門前に戻ると、人出が朝とはケタ違いに増えていました。こうなる前に回れて良かったです。
帰りの身延線は、ちょうど時間が合ったので、特急「ワイドビューふじかわ」号を利用することに。
自由席に余裕があって窓側に座れたので、仕切りのない大きな窓からの景色を存分に楽しめました。
身延山から見て雲の中だった富士山は、この時間でもこんな具合。頂上を見られたのは朝だけだったようです。

タグ:南アルプス
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